DTM:BMW、6人目に弱冠19歳の若手指名。史上初の南アフリカ出身ドライバーが誕生

2019年1月18日(金)11時56分 AUTOSPORT web

 BMWモータースポーツは1月17日、2019年のDTMドイツツーリングカー選手権で起用する6人目のドライバーに19歳のシェルドン・ファン・デル・リンデを選出したことを発表した。


 BMWのモータースポーツで中心的役割を担っているDTM。チームは12月8日に行ったシーズエンドイベントで2019年のドライバーラインアップを発表し、6名のうちマルコ・ウィットマン、ブルーノ・シュペングラー、ティモ・グロック、フィリップ・エング、ジョエル・エリクソンの5名が続投すると明かされていた。


 しかし、2018年シーズンを戦ったアウグスト・ファーフスはGTレースやのWTCR世界ツーリングカー・カップへ活動の場を移すため、シートにひとつ空きができていた。


 その空席を射止めたシェルドンは南アフリカ出身の19歳。2018年はアウディからニュルブルクリンク24時間レース、鈴鹿10時間耐久レースなどに参戦した若手でアウディの育成ドライバーに近いポジションにいたドライバーだ。


 シェルドンは昨年12月に行われたヤングドライバーテストでBMWのDTMマシンをドライブしており、そのパフォーマンスが評価されて今回の起用に至ったという。なお、DTMに南アフリカ出身ドライバーが参戦するのはシリーズ35年のなかで、今回が初めてとなる。


 BMWモータースポーツのイェンス・マルカルト代表は「チームに、また才能あふれる若手を迎え入れられたことは喜ばしい。シェルドン・ファン・デル・リンデ、BMWファミリーにようこそ!」と述べている。


「昨年12月に行ったヤングドライバーテストで、シェルドンはBMW M4 DTMで目覚ましい走りをみせた。それに我々はGTレースにおける彼のキャリアも注意深くチェックしてきたんだ」


「彼のスピードと多彩さはBMW Mモータースポーツプログラムにとって完璧なものだ。DTMでもすぐに確固たる地位を築くと確信しているよ」


 シェルドンは「ヤングドライバーテストでBMW M4 DTMをドライブした時、夢が叶ったような気分だった」と喜びを語っている。


「それが2019年シーズン、チームの一員になれるなんて信じられないよ。それにDTM史上初の南アフリカ出身ドライバーとなったこともうれしいね。僕への信頼を示してくれたBMWモータースポーツには心から感謝している」


 2019年のDTMは5月3〜5日、ドイツ・ホッケンハイムで開幕を迎える。

シェルドン・ファン・デル・リンデは弱冠19歳の若手ドライバー


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