新型フォード・マスタングGT3のリバリー&ドライバー発表。ラインアップは一部変更に
2024年1月18日(木)12時5分 AUTOSPORT web

プロトン・コンペティションは1月17日、WEC世界耐久選手権LMGT3クラスにおけるフォード・マスタングGT3プログラムのドライバーラインアップを最終決定した。ふたりのファクトリードライバーが含まれている。合わせて、2台のマシンのカラーリングも発表している。
フォードは2024年、LMGTEに代わってWECのGTカテゴリーとなるLMGT3に、新型GT3車両をプロトン・コンペティションを通じて2台投入する。
11月27日にシリーズから発表された暫定エントリーリストでは、ベン・バーカーとライアン・ハードウィックのエントリーが確認されていたが、このほどザック・ロビション、ジョルジオ・ローダ、ミケル・ペデルセン、そしてデニス・オルセンがラインアップに加わることが発表された。
ブルーの77号車はハードウィック/ロビション/バーカーというトリオとなり、ブラックの88号車ではローダ/ペデルセン/オルセンがステアリングを握る。バーカーとオルセンは2023年末、フォードのファクトリードライバーに指名されている。
これは、ハードウィックが88号車からのエントリーとされていたWECの当初のリストから、ラインアップが若干変更されたことを示している。
ハードウィックとロビションはどちらもプロトンで成功を収めており、彼らは2023年のELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズでGTEタイトルを獲得している。
「我々は長い間、プロトン・ファミリーの一員であり、我々のチームをよく知っている強力なドライバーとともに、この新しい時代に移行する」とチーム代表のクリスチャン・リードは語った。
「彼らはさまざまなレースシリーズでの豊富な経験を持っており、新しいパートナーであるフォードとともに、このチャンピオンシップで成功するために貢献してくれるだろう」
このドイツ籍チームは、ハードウィックとオルセン、そしてチームのフルシーズンIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権ドライバーとなるジャンマルコ・レボラートとコーリー・ルイスという4名のラインアップで、1月28〜29日に行われるIMSA開幕戦デイトナ24時間レースに参戦する。
今回の発表では、このIMSA・GTDクラスに投入される55号車のカラーリングも明らかにされている。