巨人・坂本 「生涯遊撃」に立ちはだかる「刺客」の存在

2023年1月18日(水)11時41分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 巨人・坂本勇人内野手(34)が17日、沖縄県で行っている自主トレを公開した。

 昨年は開幕前を含め、3度の故障離脱などコンディション不良に苦しんだ。3月に行われるWBC(ワールド・ベースボール・クラシック)の代表の座も辞退。改めてシーズンを通して戦い抜く覚悟を示した。

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 「年齢と共に体が少し硬くなっている」ことも実感。胸郭などの可動域を広げるメニューを増やしたりと肉体強化に励んでいるという。

 譲れないこだわりもある。

 「ショートだから全試合出られないとか、けがをしたとか絶対に言われたくない。どこのポジションでも全試合に出るのはすごく大変だが、コンバートした方がいいんじゃないかとか言われるのはすごく嫌だなと思います」とキッパリ。

 昨今、取りざたされているコンバート論を否定すると共に改めて遊撃ポジションに強いこだわりを示した。

 一方坂本が「生涯遊撃」を目標に掲げる中でも、チームではリスク管理を考え、「ポスト坂本」に真剣に着手していくシーズンになるとも見られている。

 すでに指揮官である原監督が「遠慮している場合じゃない」と若手、中堅に対し、「坂本、丸超え」の大号令も出している。

 今春のキャンプでは昨年、坂本が離脱中に最も多く遊撃を守った中山を含め、湯浅、広岡、北村、ドラフト4位の門脇(創価大)らが定位置を目指して、競争も激化すると予想される。

 「キャンプ、オープン戦を通じて、仮にも坂本がコンディションを崩すような場面があれば、一気に世代交代が進む可能性もある。原監督は主力の見極めは自分の責任と常々言っています。チームを動かすためにも、そのあたりはシビアに見ていくことになるでしょう」(放送関係者)

 通算2205安打。体の負担の大きい遊撃ですでに2000本安打も達成している金字塔はゆるがない。これからも「高い壁」であり続けられるか。坂本にとって新たな挑戦の1年となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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