「誰もが怒っている」佐々木朗希のド軍移籍に米ファン反発 米記者は電撃契約を称賛「提示された資金はMLB最少だった」
2025年1月18日(土)9時35分 ココカラネクスト

ドジャース移籍を決めた佐々木。本人が「難しい」とした決断にはハレーションも生まれている。(C)産経新聞社
今オフに日米両球界を賑わせてきた“朗希狂騒曲”は、現地時間1月17日に結末を迎えた。
今オフにロッテからポスティングシステムを利用してメジャーリーグ移籍を目指していた佐々木朗希は、自身のインスタグラムを更新。「野球人生を終えて後で振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう頑張ります」とドジャースとのマイナー契約締結を公表した。
【動画】MLB公式も注目のリポスト!佐々木朗希が投稿した投球動画を見る
23歳でのポスティングを決めた佐々木は、契約金や年俸などの総額が制限され、マイナー契約しか結べない「25歳ルール」の対象となる。その“破格”とも言える安さで契約が可能となる「令和の怪物」を巡っては、20球団以上の球団が獲得に参戦。昨年末からドジャース、パドレス、ジャイアンツ、カブス、ヤンキース、メッツ、レンジャーズ、ブルージェイズの8球団と面談していたと報じられていた。
その中で“銀河系軍団”への電撃入団を決めた。佐々木は新シーズンに23年9月の右肘手術から2年ぶりに投手復帰する大谷翔平、そして山本由伸と日本人トリオで先発ローテーションを形成することになる。
多くの歓迎を受けた佐々木のドジャース入団。一方で、ここ数年で大物選手をかき集めているドジャースに、ふたたび世間の注目を集めたヤングスターが加入したことへのハレーションも広まっている。一部のファンはX上で「君もか」「競争バランスは崩れた。もうドジャースは制御不能だ」といった批判的な意見を展開。「野球は終わった」と論じる者も現れている。
ただ、球界の事情を知る記者たちからは佐々木のドジャース加入を好意的に見る意見が相次いでいる。米専門サイト『Dodgers Nation』のノア・カムラス記者は自身のXで「一流とされるFA選手に“金をばら撒く”ドジャースに対して、誰もが怒っている」と前置きした上で、次のようにつづっている。
「だが、ロウキ・ササキの場合は、それができなかった。実際、MLBの全球団の中で、ドジャースがササキに提示できた資金は最も少なかった。それでもササキはドジャースを選んだ。これはドジャースの組織力の証明だろう」
賛否両論を巻き起こしている佐々木のドジャース移籍。いずれにしても「とても難しい決断」をした本人の活躍に注目が集まるのは間違いない。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
関連記事(外部サイト)
- 佐々木朗希のドジャース移籍が正式決定! 空前絶後の争奪戦の中で決意「野球人生を振り返ったときに、正しい決断だったと思えるよう」
- 佐々木朗希の最終候補から外れたヤンキース 日本人獲得の戦略“見直し”を専門メディアが要求「来オフはムラカミが市場に出る」
- 大谷翔平の7億ドル契約が“お買い得ランキング”で1位に 米放送局が特集「最終的に元が取れる」「見合う価値がありそうだ」
- 大谷翔平は「大リーグDHトップ10」の堂々1位 鈴木誠也は8位 10位以下の吉田正尚は「グリーンモンスターが手に余る」
- 朗希“争奪戦”は「悪魔のようなこと」米記者が指摘した理由 資金確保のための策は必要なのか 獲得失敗なら大ダメージに