「史上最強」侍ジャパンの裏で、坂本勇人や柳田悠岐ら“大物”が辞退 WBC経験の球界OBが語る辞退者が多いわけ

2023年1月20日(金)17時20分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 3月に開幕する野球の世界大会「ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)」に向け、優勝を目指す侍ジャパンの顔ぶれが明らかになった。1月6日には、栗山英樹監督から一部メンバーの発表がされており、メジャー組では、ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平やサンディエゴ・パドレスのダルビッシュ有、シカゴ・カブスの鈴木誠也が名を連ね、国内組ではヤクルト・村上宗隆、オリックス・山本由伸らのメンバー入りが決まっている。「歴代最強」とも言われる侍ジャパンだが、巨人・坂本勇人やソフトバンク・柳田悠岐、オリックス・森友哉、西武・平良海馬など、実績のある選手の辞退も目立っている。

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 一体なぜ、これほど多くの選手が辞退をするのか。千葉ロッテマリーンズやWBC日本代表の正捕手として活躍したプロ野球OBの里崎智也氏は自身のYouTubeチャンネルでその要因について語った。

 今季から先発に転向することもあり、辞退したと見らえている西武・平良については、「野球はポジション変更すると、その調整に時間がかかる。がっつり(ポジション)を変更したら、練習しないと無理だね」と話し、リリーフから転向する平良の決断に理解を示した。

 その他にも大物選手の辞退が明らかになっているが、WBCを経験した里崎氏は自身の見解を踏まえながら、原因ついて話した。「なぜ(WBC)に行かないのかというと、『補欠』だから」と、ジャパンの中で控え選手になってしまうことを挙げた。「シーズンに向けて調整しないといけないのに、補欠だったら試合も出ないし、練習時間もない。さらにWBCが終わったらすぐに開幕戦で、何も調整をすることができない」と話し、本選にレギュラーとして出場できないと調整が思うようにできないため、辞退者が多いと推測した。

 そのうえで里崎氏は、自身が2009年にWBCを辞退した体験を話した。「2008年に肘を故障して、翌年は再起を図らないといけないのに、WBCに行ってパンクしたら困ると。あと、中途半端に『行きます』って言って、不安がある中、日の丸をつけるのは迷惑がかかると思った」と、辞退理由と当時の心境を語った。また、「2009年は、城島が万全を期して『出ます!』ってなった。そしたらもう1000%補欠じゃん。実際、本選では城島が99%レギュラーで、4番も打っていた。もし(自分が)参加していたら、ずっとブルペンキャッチャーだった」と、メジャーリーガーの城島健司が参加したことにより、出場機会がないと考えたため辞退したと語っていた。

 坂本や柳田ら、大物選手の辞退による侍ジャパンへの影響はあるのだろうか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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