三笘薫がマンチェスター・Uに刻んだ“衝撃” 英紙は苦戦を強いられた敵DFを4点と酷評「ミトマを完全に見失った」
2025年1月20日(月)17時0分 ココカラネクスト
三笘とのマッチアップで後手に回ったマズラウィ。(C)Getty Images
「夢の劇場」と呼ばれる敵地で、三笘薫は存在感を放った。
現地時間1月19日に行なわれたプレミアリーグの第22節で、敵地に乗り込んだブライトンはマンチェスター・ユナイテッドに3-1の快勝。17日のイプスウィッチ戦に続く連勝を飾った。
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緊迫したゲームで異彩を放ったのは、ブライトンの4−2−3−1の左サイドハーフで先発した背番号22だった。開始間もない5分に味方のロングパスに反応して相手最終ラインの背後を突くと、ゴール前に絶妙なラストパスを供給。ヤンクバ・ミンテの先制ゴールを呼び込んだ。
さらに1-1で迎えた60分には、敵エリア内の右でボールを受けたミンテの柔らかいクロスに反応。最後はファーサイドで身体を投げ出しながら、右足でちょこんと合わせ、値千金の勝ち越し点を挙げた。
敵地を静まり返らせた三笘。終始、“赤い悪魔(マンチェスター・Uの愛称)”の守備者たちを翻弄したパフォーマンスは、大いに称賛に値すると言えよう。
無論、マンチェスター・Uにとってみれば、この日の「夢の劇場」で見た三笘は、まさに悪夢のような存在だったのかもしれない。直近10試合で6敗目(2勝2分け)を喫し、試合後の会見で指揮官のルベン・アモリムが「我々はマンチェスター・ユナイテッド史上最悪のチームかもしれない」とも嘆いたことを考えれば、27歳の日本代表WGは最悪だったとも言える。
実際、英メディアでも日本代表WGに対応しきれなかった点がクローズアップされている。英大手紙『Daily Mail』は、「ユナイテッドの選手たちは忘れがたい午後を過ごした」と指摘。とりわけ三笘のマークを任された右SBのヌサイル・マズラウィのパフォーマンスを「夏に加入して以来、最悪の試合となった」と糾弾した。
「先制点を挙げたミンテに軽いパスを出したミトマを楽々と背後に回り込ませて、完全に見失っていた。そして2点目もミトマを見失い、日本人にゴール際で得点を決められた」
ブライトンの地元ニュースサイト『Sussex World』では、「ユナイテッドのディフェンダーに数え切れないほどの苦戦を強いたエネルギッシュなウィンガーは、全ての仕事をやり遂げた」と激賞された三笘。英国内でも関心を集める名門との一戦で見せた出色の働きの衝撃は、あまりに大きい。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]