ドイツ杯8強は半分が2部チームに…ドルトムント、ボルシアMGら姿消す/DFBポカール3回戦
2022年1月20日(木)17時36分 サッカーキング
ハノーファー(2部)と対戦したボルシアMGは4分、マクシミリアン・バイエルに先制点を許す。その後PKでさらに1点を失い2点ビハインドとなったボルシアMGは後半、再びバイエルに1点を追加され3−0と完封負けを喫した。ボルシアMGは1月に入って公式戦1勝3敗で、11月から数えるとわずか3勝しか挙げられていない。
ライプツィヒはハンザ・ロストック(2部)と対戦。ライプツィヒは6分にユスフ・ポウルセンが先制に成功すると、82分にダニ・オルモがトドメを刺して順当に準々決勝に駒を進めた。
ヘルタ・ベルリンとウニオン・ベルリンの一戦は両者1部チーム同士の“ベルリン・ダービー”となった。先制したのはウニオン・ベルリンで、1点リードのまま前半を終える。後半に入ると50分、54分に両チームがそれぞれオウンゴールで1点を積み上げる。その直後の55分にはウニオン・ベルリンがさらに追加点を挙げて点差を広げた。ヘルタ・ベルリンは90+5分に一矢報いるが時すでに遅く、2−3でウニオン・ベルリンがダービーを制した。
ホッフェンハイムとフライブルクも1部同氏の対戦に。フライブルクはヴィンチェンツォ・グリフォが2ゴールを挙げリードで後半へ。後半にはホッフェンハイムがオウンゴールで1点を返すものの、その後2点をさらに積み重ねたフライブルクが準々決勝進出を決めている。
18日に行われたザンクト・パウリ(2部)とドルトムントの一戦では、2部で首位を走るザンクト・パウリがドルトムントを下して“ジャイアント・キリング”を成し遂げた。また、ケルンもPK戦の末にハンブルガーSV(2部)に敗れ大会から姿を消した。
これでベスト8の顔ぶれが出揃い、8チーム中4チームが2部のクラブとなった。また、『kicker日本語版』によれば、バイエルンとドルトムントの姿がない準々決勝は2006−07シーズン以来15年ぶりになるという。
なお、ベスト8進出クラブでDFBポカール優勝経験があるのはハンブルガーSV(3回)とカールスルーエ(2回)、ハノーファー(1回)のみで、他のクラブが優勝すれば初のドイツ杯戴冠となる。
■DFBポカール3回戦結果
▼1月18日
1860ミュンヘン(3部) 0−1 カールスルーエ(2部)
ケルン 1−1(PK:3−4) ハンブルガーSV(2部)
ザンクト・パウリ(2部) 2−1 ドルトムント
ボーフム 3−1 マインツ
▼1月19日
ハノーファー(2部) 3−0 ボルシアMG
ライプツィヒ 2−0 ハンザ・ロストック(2部)
ホッフェンハイム 1−4 フライブルク
ヘルタ・ベルリン 2−3 ウニオン・ベルリン