渋野日向子がもたらしたもの【小川淳子の女子ツアーリポート】

1月21日(火)19時29分 ALBA.Net

先日サントリー所属契約が発表された(撮影:福田文平)

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日本女子ツアーから、全英女子オープン出場権が2つ増える。これを渋野日向子の恩恵と言ったら言い過ぎだろうか。


先週、サントリーが渋野日向子と複数年の大型所属契約(2月1日から)を結んだことは、あちこちで大々的に報じられている。昨年、全英女子オープンに優勝した渋野が、一気にスターダムにのし上がったことも、今さら説明するまでもないだろう。

渋野との契約発表の席で、サントリーはもう一つ、大きな話を明らかにした。全英女子オープンのオフィシャルソフトドリンクパートナーになること。それに伴い、サントリーレディス優勝者、および2位の選手に、全英出場権が与えられることだ。これまでも、日本からはシーズン初めからの賞金ランキング上位5名と、前年の賞金女王が全英に出場できることにはなっていた。これに、サントリーレディス上位2名が加わる。男子のミズノオープンと全英オープンと同じように考えればわかりやすい。渋野も昨年、ワールドレディスに優勝するなどして賞金ランキング上位の資格で全英に初めて挑み、優勝している。

全英のスポンサーになることは「サントリーレディス30周年をきっかけに、次の時代に貢献できるサントリーでありたいと思っていたところでしたから」と、サントリーコミュニケーションズ社長でサントリーレディス大会実行委員長水谷徹氏は説明した。しかし、渋野の優勝が大きな影響を与えたことも否定はしなかった。

1987年、米女子ツアー賞金女王となり、後に世界ゴルフ殿堂入りした岡本綾子が、同じ日本の選手にもたらした恩恵を覚えている人はもうだいぶ少なくなったかもしれない。岡本の活躍が日本企業の海外進出のきっかけとなり、そのおかげで日本選手が出場できる機会を得たように、渋野の活躍が日本選手にチャンスを与えたというわけだ。

渋野自身の所属契約より日本の女子プロたちにとってははるかに大きな意味を持つ全英出場権の2枠増。次にこれを生かす選手が出てくるかどうか。今年の舞台はロイヤルトゥルーン(スコットランド、8月20〜23日)。東京五輪後のメジャーの舞台での、違うシンデレラストーリーを夢見て。(文・小川淳子)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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