WRC:ヒュンダイ、悲願の二冠達成に自信。2020年型i20クーペWRCは「パフォーマンスと信頼性を改善」

2020年1月21日(火)14時32分 AUTOSPORT web

 2020年のWRC世界ラリー選手権に参戦するヒュンダイ・モータースポーツでチームプリンシパルを務めるアンドレア・アダモは「我々の野望を隠すつもりはない。昨年以上の成功であるダブルタイトル獲得を目指す」とコメント。「どのイベントでも優勝争いができるようパフォーマンスと信頼性を改善してきた」とオフシーズンの取り組みについても明かした。


 1月23〜26日の第1戦モンテカルロで開幕を迎える2020年のWRC。ヒュンダイが参戦する最上位クラスでは、昨年限りでシトロエン・レーシングが活動を終了したため、TOYOTA GAZOO Racing WRT、Mスポーツ・フォード、そしてヒュンダイの3チームが覇を争う。

2019年のドライバーズチャンピオンで、2020年はヒュンダイに移籍したオット・タナク


 2019年にチーム初のマニュファクチャラーズタイトルを獲得したヒュンダイには、同年のシリーズチャンピオンであるオット・タナクが新たに加入。ティエリー・ヌービル、ダニ・ソルド、セバスチャン・ローブと合わせた計4名でマニュファクチャラーズタイトル防衛、チーム悲願のドライバーズタイトル獲得に挑む。


 チームが投入するヒュンダイi20クーペWRCは、2020年に向けて外観ではリヤウイング形状の変更やマフラー位置の変更などが行われている。


 メカニカル面などマシン内部のアップデート項目については正式に明かされていないものの、アダモ代表は「パフォーマンスと信頼性を改善してきた」としている。


「2020年シーズンを戦う準備は整った。2020年に昨年以上の成功を掴みたいという我々の野望を隠すつもりはない。マニュファクチャラーズタイトルとドライバーズタイトルの獲得を目指す」


「どんなときでも改善の余地は残されているものだ。我々のマシンが毎戦優勝争いに加われるよう、パフォーマンスと信頼性を少しでも改善できるように作業を進めてきた」


「オフシーズンの間、スタッフのひとりひとりが懸命に作業を続けてきた。ヒュンダイi20クーペWRCが(開幕戦)モンテカルロでステージを走りだせば、その努力の成果が見えてくるだろう」


「もちろん、ライバルチームもアドバンテージを得ようと努力をしているはずだが、我々のターゲットはすべてのラリーで可能な限りベストなリザルトを手にすることにある。ダブルタイトル獲得という目標に向けて集中し、引き続き取り組んでいく」


 目前に控えた開幕戦モンテカルロに向けて、ヒュンダイは過去3年連続で表彰台を獲得しているタナクと、昨年優勝まで2.2秒差まで迫ったヌービル、過去7度モンテカルロを制しているローブの3名を起用する。

2019年末、オット・タナクがテストでドライブしたヒュンダイi20クーペWRC


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