「関係者が入国時に規則を遵守することが必須」F1オーストラリアGP主催者、全豪オープンの二の舞にはならないと主張
2022年1月21日(金)6時20分 AUTOSPORT web

F1ドライバー、チームスタッフ、メディアやその他のF1関係者が今年の4月8日から10日に予定されている第3戦オーストラリアGPのためにオーストラリアの入国許可を得るには、全員が新型コロナウイルスのワクチン接種を終え、すべての制約条件、規則、手順を遵守する必要がある。
F1は、テニスのスター選手ノバク・ジョコビッチがワクチン接種を受けることを拒否しながら全豪オープンでのプレーを望んだことにまつわるスキャンダルを、是が非でも回避したいと考えている。
「これは世界的な規模の話であり、世界中のすべてのスポーツファンに広がっている。世界中のスポーツジャーナリストの誰もが報じているため、メルボルンとこの問題が注目を浴びている」とオーストラリアGPコーポレーションのCEOを務めるアンドリュー・ウェスタコットは、ジョコビッチに関する状況について『Sydney Morning Herald』に語った。
しかしウェスタコットによると、F1に関してはグレーゾーンや土壇場での国外退去はあり得ないという。
「F1と移動する関係者が入国の時点で規則を遵守することは必須要件であり、オーストラリアとメルボルンに入る時点で彼らはそうするだろう」とウェスタコットは述べた。
2020年のF1オーストラリアGPは、新型コロナウイルスの影響で中止になった最初のF1レースであり、オーストラリアGPは2021年も中止になった。ドライバーのなかでもセルジオ・ペレス、ランス・ストロール、ルイス・ハミルトン、ランド・ノリス、ピエール・ガスリーなどが新型コロナウイルスに感染しており、シャルル・ルクレールは2度陽性となった。