メルセデス・ベンツ、早くも新型『Cクラス』に初のクロスオーバー“オールテレイン”を追加設定

2022年1月21日(金)12時50分 AUTOSPORT web

 メルセデス・ベンツのグローバルな主力モデルであり、日本には2021年6月に上陸を果たしたばかりの5代目『Cクラス』に、早くも3番目のボディタイプとなるクロスオーバーモデル『C220d 4MATIC オールテレイン』が登場した。SUV譲りの車高とステーションワゴンの実用性を併せ持ち、専用モードによる高い悪路走破性も備えたCクラス初のオールラウンダーは、1月18日(火)より発売開始となっている。


 縦型11.9インチのセンターディスプレイによる直感的な操作設定やAR(拡張現実)ナビゲーション、指紋や声などの生体認証によるシートポジションの設定など、新型『Sクラス』譲りの最新技術を多数採用した『Cクラス』に、35年以上にわたるSUV開発の歴史の中で蓄積したオフロード技術を採用し、マルチな走行性能を持つ“オールテレイン”が追加設定された。


 すでに現行の『Eクラス』ベースで実績を持つ同モデルは、SUVの力強さを表現するシングルルーバーのラジエーターグリルをはじめ、前後バンパー下部のシルバークロームアンダーライドガードやブラックのホイールアーチカバーを取り入れるなど、エクステリアでもSUVらしい剛健さを表現する手法を踏襲。


 専用の18インチ5スポークアルミホイールの装着も含め、最低地上高をベースのステーションワゴンより約40mm高く設定することで、オフロードの走破性とオンロードでの直進安定性や操縦性、乗り心地などを高い次元で成立させたセッティングとしている。


 その『C220d 4MATIC オールテレイン』に搭載されるパワートレインは、車名通りとなる2.0Lのクリーンディーゼル直列4気筒ターボ(200PS/440Nm)の”OM654M”となり、エンジンとトランスミッションの間に配置されるISGによって、短期間ながら最大で20PS(15kW)/208Nmのブーストが可能なマイルドハイブリッドシステムとなっている。


 また、スイッチ操作ひとつでエンジンや9速ATの『9G-TRONIC』の特性を切り替える“DYNAMIC SELECT”も搭載し、同車専用となる“OFFROAD”と“OFFROAD+”のふたつのモードも追加。前者ではトランスミッションがオフロードモードに切り替わり、雪道や悪路での走破性を高め、後者は急な下り坂での安定した走行をサポートするだけでなく、上り坂の途中で動けなくなった場合にはリバースを選ぶと安全に下ることができる機能も備えられた。


 ヘッドライト片側で130万のエリアに分割可能な光を照射するDIGITALライトをはじめ、アクティブステアリングアシストやアクティブ・エマージェンシー・ストップアシストなどを含む最新の“インテリジェントドライブ”に、AI音声認識機能による対話型インフォテインメントシステムの“MBUX”も搭載。車両の前面に広がる現実の景色に矢印を表示することで車両振興方向を示すAR(拡張現実)ナビゲーションも装備する。


 さらに、シート、ステアリング、サイドミラーのポジションやコックピットディスプレイの表示スタイル、ペアリングした携帯情報端末やナビゲーションのお気に入り設定などを統合し、ドライバーの指紋、声のいずれかの生体認証、もしくはPINコードによる認証が可能な機能も標準装備とし、価格は796万円(税込)となっている。

スイッチ操作ひとつでエンジンや9速ATの『9G-TRONIC』の特性を切り替える“DYNAMIC SELECT”も搭載し、同車専用となる“OFFROAD”と“OFFROAD+”のふたつのモードも追加


メルセデスコール:0120-190-610
メルセデス・ベンツ日本ウェブサイト:http://www.mercedes-benz.co.jp

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