トレード放出の噂も挙がった鈴木誠也 2025年は“指名打者中心”での起用を指揮官が明言「彼も理解し、受け入れている」

2025年1月21日(火)7時30分 ココカラネクスト

DHでの起用が濃厚な鈴木は、よりバットでの貢献が求められそうだ(C)Getty Images

 カブスの鈴木誠也が2025年シーズン、指名打者としての出場が中心となるとクレイグ・カウンセル監督が明言した。現地時間1月18日(日本時間19日)に行われたファンイベントにおいて指揮官は今季の各ポジションの布陣などを説明し、鈴木については、“第4の外野手”に位置付けているとも語ったようだ。

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 米メディア『MLB Trade Rumors』でも、今回カウンセル監督から明かされた構想を伝えている。その中で外野のラインナップとして、「オフに獲得したカイル・タッカーがライトを守り、イアン・ハップとピート・クロウ=アームストロングがそれぞれレフトとセンターのレギュラーを引き続き務める」と説いており、同メディアでは、「現在の状況を考えると、これはカブスにとってベストな守備配置と広く認識されている」などと評価する。

 また、鈴木の指名打者起用に関して、カウンセル監督はすでに本人に通達済みであるとして、「今週、スズキとそのことについて話し合い、彼もそれを理解し、受け入れている」と振り返っており、さらに、「スズキは“控え外野手”として見ており、ハップやタッカーに怪我があった際にその穴を埋められる存在」などと捉えているという。

 同メディアは、カウンセル監督のコメントを紹介した上で、「カブスが2025年にスズキをDH中心として起用する方針を明確にしたことは注目に値する」と主張。昨季中盤以降、指名打者での出場が続いた鈴木が外野手としてのプレーを望み、今オフはトレード候補として名前が挙がったとする経緯にも触れながら、「カウンセルの今回の発言により、この問題に関して両者が合意に至ったことが示唆される」と指摘する。また外野陣についてはさらにバックアップが必要であるとして、「ロースターにはまだ外野を守れる選手が1人必要な状況だ」とも綴っている。

 カブス4年目を迎える鈴木は昨季、21本塁打、OPS.848とそれぞれ渡米後でのキャリアハイをマーク。メジャーの舞台でも打者として着実に成長を続けている。2025年はチーム事情を受け入れるとともに、その打撃にさらに磨きをかけ、カブス打線の中軸として存在感を発揮していくことになりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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