日本代表MF久保建英が人種差別被害 所属クラブのソシエダが抗議声明「侮辱を強く非難する」
2025年1月21日(火)0時58分 サッカーキング
今節はベンチスタートだった久保建英[写真]=Getty Images
同試合でベンチスタートとなった久保は、ピッチサイドでウォーミングアップしていた際に、バレンシアの一部ファンから人種差別発言のヤジが飛ばされた。
久保の個人名は挙げられていないが、両チームが試合後に声明を発表。所属クラブのレアル・ソシエダは、X(旧Twitter)に当該場面の映像を投稿し、「メスタージャ(試合会場)のスタンドの一角から、一部のバレンシアファンが我々の選手へ人種差別、侮辱発言を行ったことを強く非難する。サッカー界やスポーツ界には、軽蔑、侮辱、憎悪を煽る人々の居場所はない(一部抜粋)」と抗議した。
一方、バレンシアも「ウォームアップ中にレアル・ソシエダの一部選手が受けた侮辱は、決して受け入れられないものであると表明し、断固として非難する」とクラブ公式サイトで声明を発表し、「この種の行為は容認できず、そのようなことをする者には、スタジアムや社会に居場所はない。一部の人間による侮辱は、バレンシア全体の価値観を代表するものではなく、大多数のファンの模範的な行動を覆すものでもない。クラブは侮辱発言を非難し、当局に全面的に協力する。(発言した者が)特定された場合は、メスタージャからの追放、厳しい懲戒処分が適用され、相応の措置が講じられる」と、当局と連携して厳格な処分を下すとしている。
【投稿・該当シーンの動画】レアル・ソシエダが久保建英に対する人種差別に抗議