ホンダ・新型フィット発売日決定 電動パーキングブレーキ不良を乗り越えられたのか?

1月21日(火)15時3分 財経新聞

ホンダ・新型フィット(画像: 本田技研工業発表資料より)

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 ホンダの主力車種である新型フィットが、ようやく発売にこぎつけた。ホンダ・N-WGNの生産停止で問題が広がったが、今回のリコールは電動パーキングブレーキの不良だった。しかし、フィットは旧型でもリコールで揺れ続けていた。「故障の多さで始末に負えない」とさえ言える状態で、ホンダ内部の品質保証体制の見直しが必要だ。

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 今回リコールとなった電動パーキングブレーキアクチュエータについては、『モータ配線接続部の圧着端子の加締めが不十分』、『モータのコンミテータおよびブラシの製造が不適切』など特定の不良と言うのでなく、「つくりが悪い」としか言えない内容だ。「走行振動でモータ内の接触抵抗が一時的に増加する」とセンサーで異常を検知するのはいいが、「『VSA(車両挙動安定化制御システム)』が、故障と判定することがある」と言った「建付けの悪さ」とでも言いたい不良だ。

 こうした不良はサプライヤーで起きているが、ホンダはそれを解消するのに、サプライヤーを変更して部品そのものを替えている。『技術はサプライヤーから買えばよい』とのホンダ経営陣の方針が、品質保証体制を崩し始めているのだ。

 サプライヤーの不良が起きるのは、それを管理しているホンダ自身の品質管理技術のレベルの低さが招いていると理解する。そのため、ホンダ車の部品が不良でも、ホンダは原因を特定することも対策を施すことも「サプライヤー任せ」とならざるを得ないのだ。

 これは「ホンダ自身で品質を保証する力がない」ことを示しており、早急な対策が必要だが、ホンダの経営陣には「サプライヤーを変える」しか方策がない。

 かつてマクドナルドが、「マックナゲット」の製造過程において、食品安全を脅かす不良を暴露された時、その時の管理状況ではほとんどタッチできていなかったことと似ている。サプライヤーの品質管理に依存するしかないほど、「管理技術力がない」のだ。

 ホンダは、自ら製造・生産・品質保証管理などの技術を磨いていないと、「サプライヤーを選別する」ことも出来なくなってしまうだろう。

 これは本来、企業業績に反映される前に対策しなければならない「ホンダの危機的状況」の原因だ。しかし、今のホンダは金融知識が豊富だが、自社のビジネスモデルを理解できていない経営陣では、問題を捉えることは難しいだろう。

 当たり前のことだが、サプライヤーを使うにしても「品質保証」の出来る企業を選別できなければならない。それは、経営陣が「製造技術・生産技術・設計技術・仕入れ技術・品質管理技術」などを知っており、常に「カイゼン」し続けていなければならないということだ。

 「技術はサプライヤーから買えばよい」としていては、それが社内だけで身に付くはずがあるまい。これが分からなければ、ホンダ経営陣は「製造業の素人」としか言えないだろう。

財経新聞

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