好スタートを狙う岡田阪神 大物OBが投打の軸に指名した選手とは?

2023年1月23日(月)18時2分 ココカラネクスト

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 今季、阪神は岡田彰布新監督のもと、昨季の3位を上回る順位を目指す。

 昨年のキャンプ直前、矢野前監督が2022年シーズン限りでの退任を表明し物議を醸した。シーズンが始まるとリーグワーストとなる開幕9連敗の影響もあり、交流戦まで最下位に低迷した。中盤以降、巻き返しをみせ混戦となったAクラス争いを制し、最後は巨人を追い落として3位に滑り込んだ。

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 今季は監督に2005年にリーグ優勝を果たしている岡田監督が復帰したとあって、新シーズンへの気運は高まっている。

 そして、かつて岡田監督とともに現役時代を戦った球団OBも、新たな体制で挑む今季に明るい兆しを見出しているようだ。

 1970年代から1980年代にかけ中日、西武、阪神で現役生活を送った田尾安志氏がYouTubeチャンネル『田尾安志【TAO CHANNEL】』を1月21日に更新し、その中で同じく阪神OBの中西清起氏と、2023年の阪神のチーム状況について語っている。

 動画では、投打それぞれの中心となる選手を、田尾、中西の両OBが挙げていく形で進められており、冒頭より、大きく入れ替えとなった外国人選手の話題が展開された。昨季プレーした7人中6人が退団したことについてともに「思い切って外した」と驚きの様子で口をそろえた。

 その上で、中西氏は昨季、外国人選手の人数が多かったとして「今季は打者2人、投手2人くらいで行くんじゃないか」と予想すると、また田尾氏も「キャンプで使ってみなければわからない。外国人選手がどれくらいのものかで大きく変わってくる」として、ここまで4名が加入した助っ人への印象を述べている。

 そして打線では中西氏が「(中心は)この二人ですよ」と名前を挙げたのが佐藤輝明と大山悠輔。「佐藤と大山はフルイニング。絶対ここは使い切る」と言葉に力を込めると「守備固めでも引っ込めることは絶対しない」として、チーム屈指の長打力を誇る両主砲への期待の言葉を続けた。

 田尾氏も「秋のキャンプでは佐藤に(首脳陣が)不満を持っていたみたいだけど、どっちか(ファーストかサード)で固定して使う」として、常時同ポジションで起用するべきと主張している。

 また、投手では昨季、セットアッパーとして59試合に登板するなど大ブレイクを果たした湯浅京己について、中西氏は抑えに指名。田尾氏が「湯浅で行く?」と問われると「行くと思う。(岡田監督が)若くて活きの良いのが好きですから」と強調している。

 さらに、青柳晃洋、伊藤将司、秋山拓巳等の先発陣に、中西氏は「夏くらいになったら遥人も出てくる」と昨季左ひじの手術で出場ゼロに終わった高橋遥人が加わると分析。田尾氏は「彼が普通に投げたら打たれない」と話しており、「ピッチャーは(頭数が)いますね」と見解を示している。

 両OBの言葉通り、高いポテンシャルを備えた選手たちが主力を固める2023年は、キャンプ、そしてシーズン開幕を高い期待感とともに迎えることとなりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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