巨人の「助っ人総入れ替え」に江川卓氏は「冒険だと思います」と見解 FA補強なしには「失敗したのかというとそうではない」

2023年1月23日(月)17時50分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 球団OBが巨人の補強について言及した。

 昨季、5年ぶりのBクラスに終わった巨人は、広島から無償トレードで長野久義外野手、ソフトバンクを自由契約となった松田宣浩内野手、現役ドラフトで楽天からオコエ瑠偉外野手を獲得した。一方で、昨季まで先発ローテーションの一角として活躍したC.C.メルセデス投手をはじめ、マット・シューメーカー投手、ルビー・デラロサ投手、チアゴ・ビエイラ投手、ゼラス・ウィーラー内野手らを放出し、計5人の新外国人選手を獲得した。

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 元巨人のエースで、現在は野球解説者の江川卓氏が、自身のYouTubeチャンネル「江川卓のたかされ」で巨人のオフシーズンの補強について言及した。

 江川氏は動画の冒頭で「ちょっとびっくりですね。これだけ入れ替えをするというのは、冒険だと思います」と話し、新外国人を中心とした総入れ替えに驚きの様子を見せた。

 その中でも、ロッテに移籍することが決まったメルセデスについては、「メルセデスは年間を通して、安定して先発ができる投手。欠点は5回までは非常にいいけど、6回以降はガクンと落ちてしまう。そのところで球団はイニングが足りないという判断をしたと思います」と、巨人が放出を決めた理由について自らの見解で話し、「他のチームに行ったら、ローテーションを埋められる素材だと思う」と述べ、新天地での活躍を予想した。

 このオフには、オリックスに移籍した森友哉捕手やソフトバンク入りの近藤健介外野手などがFA宣言をしたが、巨人は今年もFAで選手を獲得することはなく、一部ファンからは「補強失敗」の声が上がっている。その点について江川氏は、「メンバーがある程度揃っているから、どこのポジションを獲ればいいのかとなる。だから、補強に失敗したのかというと、そうではない感じですよね」と、「補強失敗」ではないという自身の考えを述べた。

 また、FA宣言をせずに残留する選手が多い理由についても言及。「今はフランチャイズという意思が昔よりもすごくあると思います。何年かしてFAを獲ったときに、球団から『もうちょっと地元のために』と言われて、選手も『そうですね』となるんじゃないですかね」と話した。

 3年ぶりのV奪回を果たす巨人は、昨オフの補強が吉と出るのか。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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