「これぞ典型的なエンドウだ」CL途中出場の遠藤航、守備的MFでの存在感に地元メディアから賛辞「頼れる男」
2025年1月23日(木)7時0分 ココカラネクスト

遠藤は途中出場が続いているが、その都度、期待に応えている(C)Getty Images
遠藤航が所属するリバプールは現地時間1月21日(日本時間22日)に行われたチャンピオンズリーグ・リーグフェーズ第7節でリールと対戦し、2-1で勝利。今大会7連勝で勝ち点21とし、ベスト16入りを決めている。後半途中からの出場となった遠藤は中盤でプレーし、本拠地での白星に貢献している。
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試合は34分にリバプールがモハメド・サラーの得点で先制。後半に入ると59分にリールに退場者が出たことで、リバプールが数的優位に立つことに。だが、劣勢のリールはその3分後、ジョナサン・デイビッドのシュートが決まり1-1の同点に追いつく。その直後となる63分にアルネ・スロット監督はドミニク・ソボスライに替え、遠藤をピッチに送った。
1人多い状況でリードを失ったリバプールだったがその後も攻め続け、すぐさま勝ち越しに成功する。67分、コーナーキックからのこぼれ球をハーベイ・エリオットが思い切りよくダイレクトでゴールを狙い、見事にネットを揺らした。リバプールは試合終了まで1点差を守り抜き、勝利を収めている。
ここのところ、センターバックでの起用が増えていた遠藤は、この試合ではボランチに入り主に攻守のつなぎ役などをこなしている。また、身体を張って相手プレーヤーと競り合うシーンなどもみられた。出場からタイムアップまで30分弱、ピッチに立ち続けており、今季のチャンピオンズリーグでは最長のプレータイムとなった。
この試合でも堅実なプレーに徹した背番号3に対し、現地メディアも上々の評価を送っている。日刊紙『Daily Mail』では遠藤のプレーを振り返り、「ミスター・レリアブル(頼れる男)。デイビッドが同点弾を決めた直後に中盤で途中出場し、エリオットのゴール後、10人のリールを相手に試合を締めくくる役割を果たした」などと綴っている。
同じく英紙『Daily Express』でも、「ピッチの中央でボールを動かし続けるなど、十分に仕事をこなした」として、途中出場からのパフォーマンスを称賛。さらにクラブ地元メディア『Liverpool Echo』は、試合終了間際にも見せていた、相手に身体をぶつけられながらもボールをキープするプレーなどを評し、「相手を抑え込んでフリーキックを獲得する、彼らしい場面がいくつかあった。これぞ典型的なエンドウだ」と賛辞を送っている。
複数ポジションを任される中でも、遠藤は常に高いクオリティを発揮しチームに貢献する。やはり、タイトルを狙うリバプールにおいて、欠かせない存在であることは間違いないだろう。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]