C大阪移籍報道のアーセナルMFジョルジーニョが21億円要求。母国復帰交渉が難航
2025年1月23日(木)6時25分 FOOTBALL TRIBE

アーセナルで日本代表DF冨安健洋とチームメイトのイタリア代表MFジョルジーニョには、2024/25シーズン限りで退団する可能性が浮上。セレッソ大阪移籍の可能性が報じられる一方、母国クラブとの交渉が難航しているという。
現在33歳の同選手は、エラス・ベローナ、ナポリ、チェルシーなどを経て、2023年1月31日にチェルシーからアーセナルへ完全移籍。2024年5月には契約延長が公式発表されたものの、2024/25シーズンはここまで公式戦17試合の出場も、プレー時間は820分。ミケル・アルテタ監督のもと出場機会が限られている。
ジョルジーニョの去就を巡っては、米メディア『ESPN』が1月でアーセナルを退団する可能性や、パルメイラスなどブラジル国内複数クラブとの交渉を報じたほか、一部ではC大阪と関係者の接触も取りざたされている。
そんななか、ブラジルメディア『ge』は22日に「ジョルジーニョとブラジル1部CRフラメンゴの移籍交渉は冷え込んでいる。合意まで程遠い」と報道。これによると、クラブは3年総額1000万ユーロ(約16億3000万円)でオファーを提示も、選手サイドは3年総額1300万ユーロ(約21億2000万円)を要求。条件面での隔たりにより、直近数日間にわたり進展なない。
一方、アーセナルとジョルジーニョの契約期間は2025年6月まで。フリー移籍の可能性があるものの、アーセナルはアルテタ監督の意向に沿う形で、選手サイドと契約延長交渉に応じる用意があるという。ただ選手本人は、より多くの出場機会を得られる環境を求めている模様。現行契約には「ジョルジーニョが興味深いオファーを受取った時、契約解除が可能になる」という条項が盛り込まれているという。
なおブラジルメディア『RTI』が22日に伝えたところによると、アーセナルはジョルジーニョの退団に備えてユベントス所属MFドウグラス・ルイスを獲得候補に含めているとのこと。ただドウグラスとユベントスの契約が2029年6月まで残っているほか、現時点ではユベントスに同選手を放出する意思はないとみられる。