アトレティコ、モラタ弾で逃げ切りグラナダに完封勝利！…ラ・リーガ4位に浮上

　ラ・リーガ第21節が22日に行われ、グラナダとアトレティコ・マドリードが対戦した。

　勝ち点「38」で暫定5位につけるアトレティコ・マドリード。ラ・リーガ直近の5試合では2勝1分2敗と不安定な戦いが続いており、前節はジローナと白熱した撃ち合いを演じるも4−3で黒星を喫した。今節は19位グラナダの本拠地に乗り込んでの一戦。コパ・デル・レイのラウンド16で宿敵レアル・マドリードを撃破した勢いそのままに、リーグ戦2試合ぶりの勝利を目指す。

　序盤はホームのグラナダが試合を優位に進める。ボール保持率でアトレティコ・マドリードを上回ると、11分には相手DFのクリアミスを拾ったルーカス・ボジェがボックス手前中央から右足を振り抜く。このシュートは枠の右へ外れたが、その後も前線から積極的なプレスを敢行し、アトレティコ・マドリードに主導権を渡さない。

　中盤にかけて徐々に盛り返したアトレティコ・マドリードは30分、マリオ・エルモソのパスを受けたロドリゴ・リケルメが左からドリブルを仕掛け、カットインから右足でシュートを放つも、GKアウグスト・バタージャの正面へ。32分にはボックス内右に抜け出したマルコス・ジョレンテの折り返しからアントワーヌ・グリーズマンがクロスバー直撃のシュートを放ったが、直前にファウルがあったとの判定が下された。前半はこのままスコアレスで終了する。

　後半開始と同時にサムエウ・リーノとロドリゴ・デ・パウルを投入したアトレティコ・マドリード。49分にはモラタのパスを受けたリーノがGKバタージャを強襲するシュートを放つなど攻勢を強めていく。迎えた54分、ボックス右角付近でボールを受けたグリーズマンがゴール前へ精度の高いクロスを供給。待ち構えていたモラタが強烈なヘディングシュートをゴール左下隅に突き刺し先制に成功した。

　リードを奪ったアトレティコ・マドリードは61分、ナウエル・モリーナのクロスからサウール・ニゲスがヘディングでネットを揺らしたが、オフサイドがあったとして追加点は認められず。対するグラナダは77分にCKから決定機。ゴール前の混戦からブルーノ・メンデスがシュートを放つも、ライン上のアクセル・ヴィツェルがブロック。こぼれ球にゴンサロ・ビジャールが反応したが、強烈なシュートは枠の左へ外れた。

　87分にグリーズマンがポスト直撃のシュートを放ったアトレティコ・マドリードだったが、最終盤はグラナダの猛攻を受ける。90＋5分にはマティアス・アレソにボックス内から決定的なシュートを放たれるも、GKヤン・オブラクのセーブとエルモソのカバーで得点を与えない。試合はこのまま0−1で終了し、逃げ切ったアトレティコ・マドリードがラ・リーガ4位に浮上した。次節、グラナダは29日にアウェイでヘタフェと、アトレティコ・マドリードは28日にホームでバレンシアと対戦する。

【スコア】
グラナダ　0−1　アトレティコ・マドリード

【得点者】
0−1　54分　アルバロ・モラタ（アトレティコ・マドリード）


【動画】アトレティコがグラナダとの接戦制す！