SBK:へレステスト初日はヤマハのロウズがトップ。BMWは新型マシンで走行もタイムは非公開
2019年1月24日(木)20時48分 AUTOSPORT web
1月23日、スペインのヘレス・サーキット‐アンヘル・ニエトでスーパーバイク世界選手権(SBK)のテストが2日間の日程でスタート。初日はアレックス・ロウズ(パタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチーム)がトップタイムを記録した。
へレステストにはSBKライダー16人が参加。テスト初日は終始ドライコンディションで行われたが、気温が低く、冬休み中にへレスサーキットの路面が再舗装されたため、序盤は路面温度が上がるまでピットで待機するライダーが多かった。
ロウズは、テスト項目を順調に消化し、77周を周回。65周目に記録した1分40秒442で初日トップとなった。
チャンピオンのジョナサン・レイ(カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK)は、午前中はピットで待機し、午後2時ごろからコースイン。40周を走り、35周目に記録した1分40秒450で初日2番手となった。
BMWのワークス体制でSBKに挑むトム・サイクス(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)とマーカス・ライターベルガー(BMWモトラッド・ワールドSBKチーム)もへレステストに参加し走行。しかし、マシンに計測器を搭載していなかったため、ラップタイムは記録されなかった。
なお、モリワキ-アルティア・ホンダ・レーシングチームはへレステスト不参加となっている。
へレステストではSBKに加え、スーパースポーツ世界選手権(WSS)のライダー12人とHRCテストライダーのステファン・ブラドルが2019年ホンダRC213Vで参加した。
WSSに参戦する日本人ライダー、大久保光(カワサキ・プセッティ・レーシング)もへレステストに参加。55周を回り、36周目に記録した1分45秒317でクラス5番手で初日を終えている。
以下、へレステスト初日のタイム結果。
■2019SBKへレステスト初日タイム結果(編集部集計)
Pos. | No. | Rider | Team/Machine | Time |
---|---|---|---|---|
1 | 22 | A.ロウズ | パタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチーム(ヤマYZF-R1) | 1’40.442 |
2 | 1 | J.レイ | カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK(カワサキZX-10RR) | 1’40.450 |
3 | 91 | L.ハスラム | カワサキ・レーシングチーム・ワールドSBK(カワサキZX-10RR) | 1’40.877 |
4 | 54 | T.ラズガットリオグル | ターキッシュ・プセッティレーシング(カワサキZX-10RR) | 1’41.001 |
5 | 60 | M.ファン・デル・マーク | パタ・ヤマハ・オフィシャル・ワールドSBKチーム(ヤマYZF-R1) | 1’41.047 |
6 | 33 | M.メランドリ | GRTヤマハ・ワールドSBK(ヤマYZF-R1) | 1’41.119 |
7 | 11 | S.コルテセ | GRTヤマハ・ワールドSBK(ヤマYZF-R1) | 1’41.203 |
8 | 7 | C.デイビス | Aruba.it レーシング-ドゥカティ(ドゥカティ パニガーレV4 R) | 1’41.375 |
9 | 19 | A.バウティスタ | Aruba.it レーシング-ドゥカティ(ドゥカティ パニガーレV4 R) | 1’41.857 |
10 | 81 | J.トーレス | チーム・ペデルチーニ・レーシング(カワサキZX-10RR) | 1’41.973 |
11 | 36 | L.メルカド | オレラック・レーシングVerdNatura(カワサキZX-10RR) | 1’42.886 |
12 | 50 | E.ラバティ | チーム・ゴーイレブン(ドゥカティ パニガーレV4 R) | 1’43.376 |
13 | 21 | M.ルーベン・リナルディ | バーニーレーシングチーム(ドゥカティ パニガーレV4 R) | 1’43.973 |
14 | 52 | A.デルビアンコ | アルティア・ミエ・レーシングチーム(ホンダCBR1000RR) | 1’45.437 |