ファンも気をもむ 佐々木朗希の契約更改問題 自費キャンプも取りざたされる背景とは

2024年1月24日(水)11時22分 ココカラネクスト

佐々木は完全試合も成し遂げている(C)Getty Images

 2月1日のキャンプインを前にロッテの剛腕、佐々木朗希がファンをやきもきさせている。

 契約未更改となっているのはロッテ・佐々木、楽天・辰己涼介の2人のみ。辰己は本人事情で延期になっていると球団側からアナウンスがあったが、佐々木に関しては、昨年12月に早期のポスティングを目指しているという一部報道もあり、球団との交渉の行方が注目されている。

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 昨年は春先のWBCにも侍ジャパンの一員として活躍。160キロを超える剛速球で世界に名をとどろかせた。一方、レギュラーシーズンは15試合に登板して7勝4敗、防御率1・78、135奪三振。右手のまめや肉離れの影響でチームを離れる時期もあり、課題とされるフィジカル面で不安定さも露呈した。

 佐々木自身も入団時からメジャー希望の意志を明かしており、一刻も早く挑戦したいというプレーヤー心理も理解できる。

 一方、ポスティングの権利を認めるかの判断は球団側にある。プロ3年目で完全試合を達成など、無類のポテンシャルの高さは誰もが知るところではあるが、シーズン通して戦ったことはなく、節目の10勝にもまだ到達していない。

 またメジャーは海外選手を獲得する際に生じる契約金制限の適用年齢が25歳からと労使協定で定められている。佐々木が今オフ含め早期にポスティング移籍を認められたとしても、年間500万ドル(約7億4000万円)程度に抑えられたマイナー契約からのスタートとなる。一方で2026年オフの25歳シーズンで挑戦となれば、球団側としても莫大な譲渡金などのメリットが見込めることで球団経営の観点からも現時点で許可を出すのは難しいといえそうだ。

 吉井理人監督就任1年目となった昨季はリーグ2位と健闘、「ミラクルロッテ」「幕張の奇跡」など、粘り強い戦いぶりでファンの心をつかんだ。2005年以来の優勝を目指す意味でも先発ローテーションの中心にと期待する剛腕の力は欠かせない。

 一方でこのままキャンプインまで契約更改交渉がまとまらず、自費キャンプともなれば、佐々木自身の調整やほかのナインに対してチームの和という点でも影響が心配される。

 今回の経緯に関してはSNS上でファンの間からも「早く決着してほしい」「シーズンに影響しないか、心配」「メジャー挑戦するにもまずは年間通して投げてほしい」など様々な意見が飛び交っている。

 佐々木の思い、肉声が聞きたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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