アジアカップ準々決勝、鍵は堂安VS堂安!? “森保J”はすでに…ベトナムの要注意人物とは?

1月24日(木)11時10分 フットボールチャンネル

森保一監督率いるU-21日本代表はアジア大会で敗戦

 日本代表は24日、AFCアジアカップ2019の準々決勝でベトナムと対戦する。ベトナムは近年、アンダーカテゴリーを筆頭に飛躍を遂げている好チームだ。その中でも左サイドバックを務めている「DOAN」には要注意だという。日本代表のMF堂安律も先発すれば「DOAN対DOAN」の対決が実現する可能性も。(取材・文:河治良幸)

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 森保一監督が率いる日本代表は準々決勝でベトナムと対戦する。FIFAランキングは100位で、ここまで残っている8カ国の中でも最も低いが、アンダーカテゴリーの代表を含めた近年の成長は目覚ましく、特に昨年はU-23アジア選手権で準優勝、アジア大会でベスト4、東南アジア王者を決めるスズキカップで優勝と、韓国人のパク・ハンソ監督のもとで躍進している。

 そのベトナムの主力を担うのは東京五輪を目指す世代の選手たち。その中でも最年少でスタメンに名を連ねているのがドアン・バン・ハウだ。

 185cmの長身を誇るレフティで、5-4-1の左サイドバックを担うドアンの英語表記は「DOAN VAN HAU」で日本代表の堂安律と同じ。カタカナでは一応「ドアン」と表記しているが、英語実況はほとんど「ドウアン」と聞こえる。

 日本の右サイドハーフに配置される堂安とちょうどマッチアップする関係になる。すでに警告のカードを1枚もらっている堂安はベトナム戦ではベンチスタートの可能性もあるが、並び立つことがあれば話題にはなるだろう。

 ただ、実力面でもベトナムで最も警戒するべき選手の1人であり、森保監督がU-21代表を率いたアジア大会でベトナムに敗れた試合でも強烈な存在感を放っていた。

サイドバックの選手としては高い攻撃力

 ラウンド16ではヨルダンに対して左サイドから積極的に攻め上がり、守備では屈強な肉体派の選手が揃うヨルダンの選手に味方が苦しむ中、ほとんど当たり負けせずに対応していた。サイドラインの推進力とクロスは1つの武器だが、サイドバックの選手としてはかなり高い攻撃センスを持っていることも注意するべき点だ。

 ヨルダン戦の35分にこんなシーンがあった。ベトナムがポゼッションから全体を押し上げた状態で、右サイドバックのグエン・トロン・ホアンから大きなサイドチェンジが左サイド前方のドアンに出た。左足でボールを見事にコントロールしたドアンに対し、相手の右サイドバックが遅れてチェックにくる。

 するとドアンはインサイドにボールを持ち出し、前線のファン・バン・ドゥクが左前に流れてくるが、ドアンはそこにパスを出すのではなく、右からファンが空けた中央のスペースにが入ってくるFWのグエン・クォン・フォンに出したのだ。

 そしてインサイドから来たボランチの背中を取るように中央まで侵入してリターンパスを受けると、ダイレクトで左足の強烈なシュートを放った。

 これは惜しくもGKに阻まれたが、すぐ飛び出してこぼれ球を押し込もうとしたところで相手ディフェンスに間一髪クリアされた。

 こうしたシーンからもベトナム人としては恵まれたサイズと左足の技術を生かすだけでなく、非凡なビジョンを持った選手であり、仲間とのコンビネーションでもそうした能力を発揮できる選手であることが分かる。

セットプレーでも日本代表の脅威に

 左サイドでボールを持って前を向かれると、自在性のある仕掛けをされるが、ボールタッチがほぼ左足で体も外側を向く傾向が強いため、堂安や伊東純也が守備でマッチアップする場合は常にインサイドを切った状態でライン側に追い込んで行けば、そこから大きな仕事をされる危険はあまりない。

 ただ、アウトサイドに追い込めていても、そこからGKとディフェンスラインの間を狙った速いクロスには注意したい。

 一方でディフェンスはベトナム人選手としては当たりが強く、センターバックのカバーリングや逆サイドからのクロスを跳ね返すプレーでも大きな役割を果たしている。

 ただ、同サイドで2対2になった局面でボールに食いついてしまい、結果的に1人を完全なフリーにしてしまうシーンが見られた。またディフェンスのアジリティがあまり高くはないので、堂安や伊東がオフ・ザ・ボールでタイミングよく裏を取れれば、そのままワイドからのシュートに持ち込める可能性は高い。

 もう1つ注意したいのがセットプレー。ベトナムは全体的にサイズが小さめであるため、コーナーキックや間接的なFKからの得点力はそれほど高くない。

 しかし、ドアンだけはヨルダンのディフェンス相手にも競り勝ってヘディングシュートを打っていた。日本は吉田麻也か冨安健洋あたりが付けば大きな危険にはならないはず。セットプレーのターゲットマンとしてはセンターバックの選手たちより怖い存在なので、そこをスカウティングして準備しているだろう。

(取材・文:河治良幸)

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