山本由伸は1年目から200奪三振?米老舗データサイトと名物アナリストが今季の成績を予想
2024年1月25日(木)18時0分 ココカラネクスト

山本への評価は高い。その期待に応える活躍を1年目から見せられるか(C)Getty Images
MLB公式サイトの著名アナリスト、デービッド・アドラー氏が現地1月22日、今季の各選手の成績予想についての特集を掲載した。野手5人、投手5人をピックアップし、メジャー1年目となるドジャースの山本由伸が日本人選手としてただ一人含まれた。
アドラー氏は老舗データサイト『FanGraphs』の成績予想の数字を引用。山本の注目すべき数字として「200奪三振」と「184投球回」を挙げた。
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「誰もがメジャーリーグでヤマモトがどんな投球を演じるのか、それを見たがっている。そして予想された数字が確かならば、すごいことが起きる」
同氏はそう紹介し、1年目の2023年に202奪三振したメッツ・千賀滉大と同じように200奪三振が期待できると指摘。来季200三振以上が期待される14投手のうちの一人で、奪三振数と同時に投球回でもチームトップとなることが期待されていると伝えた。
なお『FanGraphs』予想の全ての数字は、29試合に先発して12勝9敗、防御率3・98。184イニングに投げ、被安打171、200奪三振となっている。
比較対照に挙げられた千賀は昨年、山本の予想数字と同じ29試合に先発した。12勝7敗、防御率2・98で、166回1/3を投げて被安打126、202奪三振だった。
非常に似た数字を期待された格好だが、それだけ昨年の千賀が演じたパフォーマンスは、過去の日本人メジャーリーガーと比較しても十分なインパクトを残していた。
メジャー1年目に200奪三振以上をマークしたのは、千賀が4人目。過去には236奪三振した1995年のドジャース・野茂英雄、221奪三振の2012年のレンジャーズ・ダルビッシュ有、201奪三振の2007年のレッドソックス・松坂大輔しかいない。
なお、その千賀の2年目の成績予想は、31試合に先発して12勝10敗、防御率3・75。187イニングを投げて、被安打160、215奪三振となっている。
アドラー氏は「成績予想の数字を見ることはいつだって楽しいし、今が完璧なタイミングだろう」と記した。千賀はセンセーショナルだったルーキーイヤーの経験を生かして、予想通りに数字を伸ばすことができるのか。そして山本は、その千賀の1年目に迫り、はたまた上回ることができるのか。結果は、決して予想で計ることはできない。答え合わせは8か月後。まもなく球春到来を告げるスプリングトレーニングの季節となる。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]