マスチェラーノがバルサにお別れ、“パシージョ”で送り出される

2018年1月26日(金)17時51分 サッカーキング

バルセロナを退団したマスチェラーノ [写真]=Getty Images

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 バルセロナのアルゼンチン代表MFハビエル・マスチェラーノが、中国スーパーリーグの河北華夏への移籍を前に、ファンに最後の別れの挨拶を行った。25日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝・セカンドレグ、本拠地カンプ・ノウにエスパニョールを迎えたバルセロナは、キックオフ前にマスチェラーノの退団セレモニーを実施した。

 17日に行われたファーストレグを0−1で落としたバルセロナだが、「グラシエス(ありがとう)、マスチェ」とカタルーニャ語で書かれた大メッセージがピッチ中央に掲げられたカンプ・ノウは、在籍7シーズンで18ものタイトルをチームにもたらした"守備職人"へのお別れのムードで一色に。一足先にピッチに入場したチームメイトも、"パシージョ"(花道)を作ってマスチェラーノの登場を待った。

 試合前の主役となったマスチェラーノは、“パシージョ"(花道)の間を通り、昨年4月に生まれた長男のブルーノ君を抱えながら、11歳になる長女のアルマちゃん、8歳になる次女のローラちゃんと共に入場。ユニフォームを着た3人の子供達とは異なる私服姿で、スタンディング・オベーションで迎えたファンに手を振って挨拶を行った。

 その後、主将のスペイン代表MFアンドレス・イニエスタから手渡された記念品を持ってフォト・セッションに臨んだマスチェラーノは、最後は“パシージョ"を保ったまま待っていたチームメイト1人1人と抱擁や挨拶を交わしながら、穏やかな表情でピッチを後にした。

 なお、キックオフ前の和やかな雰囲気から一転して、ダービーらしい厳しい空気が流れた一戦は、バルセロナが2−0でエスパニョールに完封勝利。マスチェラーノを兄貴分として慕う大黒柱のアルゼンチン代表FWリオネル・メッシは、ウルグアイ代表FWルイス・スアレスの先制点の場面でも、自身が挙げた決勝点の場面でも、相手からボールを奪取してプレーの起点となるなど、逆転での準決勝進出の立役者となった。この日の白星は、ここまで大会3連覇に貢献してきたマスチェラーノへの良き送り土産となったことだろう。

文=北村敦

サッカーキング

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