インテル、エリクセン完璧FK弾で劇的逆転勝利…イブラ先制弾&退場のミラン倒し伊杯4強入り

2021年1月27日(水)6時48分 サッカーキング

インテルがミランに逆転勝利でコッパ・イタリア準決勝進出 [写真]=Getty Images

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 コッパ・イタリア準々決勝が26日に行われ、インテルとミランが対戦した。

 セリエAで現在2位のインテルと首位のミランによる“ミラノ・ダービー”がベスト8で実現。インテルは24分、ロメル・ルカクがペナルティエリア右で相手を背負いつつ強引にシュートを打ったが、これはGKチプリアン・タタルシャヌの好セーブに阻まれた。

 試合が動いたのは31分、ミランが先制に成功。ペナルティエリア前でソアリオ・マイテが相手のクリアボールを落とすと、これを受けたズラタン・イブラヒモヴィッチがエリア右からゴール左隅に沈めて先制点を奪った。

 前半終了間際には両チームがヒートアップし、マンチェスター・Uでチームメイトだったルカクとイブラヒモヴィッチも衝突。両者にイエローカードが提示され、プレーは再開されたが、前半終了後にはルカクが再び詰め寄り、チームメイトらに抑え込まれていた。

 1点ビハインドで折り返したインテルは50分、後半から入ったアクラフ・ハキミが右サイドからクロスを入れると、ニアのアレクシス・サンチェスがボレーシュート。さらに55分にはハキミの折り返しをニアのルカクが合わせたが、どちらも得点にはつながらない。

 ミランは58分、イブラヒモヴィッチがアレクサンダル・コラロフを後方から倒してしまい、2枚目のイエローカードを受けて退場。1点リードのミランが数的不利となった。すると、インテルは70分、ニコロ・バレッラがエリア内で倒され、VARを経てPKを獲得。キッカーのルカクがゴール左上に叩き込んで同点に追いついた。

 74分にはレフェリー交代のアクシデントが発生。パオロ・バレリ主審が左ハムストリング付近を負傷したようで、試合が約5分間の中断を余儀なくされた。治療を受けたバレリ主審は一度ピッチに戻って試合を裁く意思を見せたものの、無念の途中交代。代わりに第4審判のダニエレ・キッフィ氏が急きょピッチに立った。

 攻勢を続けるインテルは90分、エリア中央のルカクがラウタロ・マルティネスとのワンツーからゴール至近距離でシュートを放ったが、これはGKタタルシャヌの好セーブに防がれた。それでも後半アディショナルタイム7分、インテルはエリア前中央の好位置でFKを得ると、クリスティアン・エリクセンが右足でゴール左上に完璧なシュートを突き刺して、逆転ゴールを決めた。

 試合はこのまま終了し、インテルが劇的逆転勝利で“ミラノ・ダービー”を制し、コッパ・イタリア準決勝に進出。ミランは公式戦2連敗で、今シーズン4敗目を喫した。

【スコア】
インテル 2−1 ミラン

【得点者】
0−1 31分 ズラタン・イブラヒモヴィッチ(ミラン)
1−1 71分 ロメル・ルカク(PK/インテル)
2−1 90+7分 クリスティアン・エリクセン(インテル)

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