佐々木朗希の契約更改に「噂は沈静化した」 米専門サイトも報じた“25歳の壁”「山本に匹敵する契約を結ぶ可能性はある」

2024年1月28日(日)11時54分 ココカラネクスト

ロッテとの契約更改を行った佐々木。その交渉の行方は米メディアの関心も引いた。(C)Getty Images

 越年交渉として大きな注目を浴びた佐々木朗希は、1月27日に記者会見を実施。ロッテとの契約更改を発表するとともに、焦点となっていた自身のメジャー移籍に関する考えを明らかにした。

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 会見において「将来的にメジャーリーグでプレーしたい」と自らの意思を示した佐々木。それでも、「色んなことを球団とじっくり話してやらせてもらって、お互い納得して契約できたと思う」と語った22歳は、目の前のシーズンに集中する考えを明らかにした。

 日本球界が誇る“怪物”を巡る今季の契約はキャンプインを目前にして決着した。これを受け、佐々木の動向に注視していた米メディアでも「ササキがロッテと再契約した」という見出しが打たれ、その去就情報は世界に広まった。

 メジャーリーグを中心に各国の移籍情報を日夜発信する米移籍専門サイト『MLB Trade Rumors』は、「この契約によって、ササキが今冬にNPBからMLBへの移籍を試みるというオフシーズン序盤からの噂は沈静化した」と断言。そのうえで、やはりメジャー移籍をするうえでの“壁”でもあった「25歳ルール」について触れている。

 そもそも「25歳ルール」とは何か。これはメジャーリーグが選手会とともに2016年に定めた規制である。25歳未満の選手が仮にポスティングをした場合、各球団が使用できる金額は契約金や年俸など込みで、年間500万ドル(約7億2500万円)に限定。さらに選手が交わせる契約形態もマイナー契約からスタートするため、佐々木の場合は26年オフまでは大型契約は結べない。

 つまり現時点でのポスティングは球団側のメリットは限りなく薄い。この問題について言及した『MLB Trade Rumors』は、「ササキのように若くしてアメリカでキャリアを積もうとする日本人選手は異例であった」と指摘。佐々木のポテンシャルを高く評価するリポートを記している。

「ササキの才能を考えれば、普通にポスティングシステムを利用し、契約を進めれば、いま移籍する以上の金額を手にできるのは間違いない。この冬にポスティングを決めたヨシノブ・ヤマモトがドジャースとMLBの投手史上で最高額の契約を結んだが、ササキならば、この金額に匹敵する契約を結ぶ可能性はある」

「メジャー移籍が来オフ、もしくはさらに未来になるにせよ、ササキはどの球団にとっても試合を変える投手になる可能性を秘めている。ポスティングとなれば、即座に最も魅力的なフリーエージェントの一人となるだろう」

 ロッテでのキャリア継続とともに、メジャー移籍に向けた決意を新たにした佐々木。何よりも「結果」が求められる今季は彼にとっても、球界にとっても、重要な1年となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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