久保建英不在のソシエダ、公式戦4連勝ならず…決め手を欠きホームでラージョとスコアレスドロー

2024年1月27日(土)23時59分 サッカーキング

ハビ・ガラン(右)はこの日がソシエダでのデビュー戦に [写真]=Getty Images

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 ラ・リーガ第22節が27日に行われ、レアル・ソシエダとラージョ・バジェカーノが対戦した。

 現在9勝8分4敗の勝ち点「35」で6位につけるレアル・ソシエダ。来季のチャンピオンズリーグ出場権を確保するためにも、後半戦はよりハイペースで勝ち点を積み上げていくことが求められる。23日に行われたコパ・デル・レイ(スペイン国王杯)準々決勝ではセルタを2ー1で下しており、中3日でラ・リーガの戦いに臨む。

 公式戦4連勝、ラ・リーガ2連勝を目指す今節は、本拠地『レアレ・アレーナ』にラージョ・バジェカーノを迎える。ラージョ・バジェカーノはここまで5勝8分7敗の成績を残し、勝ち点「23」で現在13位につけている。コパ・デル・レイも含めた公式戦では2連敗を喫しており、1月に入ってからのラ・リーガで2勝目を狙う。

 レアル・ソシエダはロビン・ル・ノルマンやマルティン・スビメンディといった面々がスターティングメンバーに名を連ねた。24日にアトレティコ・マドリードからのレンタル移籍加入が発表されたばかりのハビ・ガランも早速先発でデビューを飾っている。一方、ミケル・メリーノは今節出場停止で、トレーニングから離脱していることが報じられていたアリツ・エルストンドも欠場。久保建英もAFCアジアカップカタール2023を戦う日本代表に合流しているため、メンバー外となった。対するラージョ・バジェカーノはイシ・パラソンやオスカル・バレンティンらがスタメンに入った。

 試合は立ち上がりから激しい攻防戦が繰り広げられ、球際での潰し合いがより目立っていく。チャンスらしいチャンスは生まれないまま時間が経過するも、両者隙を探りながらチーム全体でボールを保持する姿勢は欠かさない。このような状況の中、29分にはレアル・ソシエダにアクシデントが発生。アルセン・ザハリャンが負傷に見舞われ、プレー続行が不可能となり、代わってブライス・メンデスがピッチへ送り出された。

 このまま前半終了かと思われた前半アディショナルタイムには、レアル・ソシエダがこの日最大の決定機を創出。ピッチ中央付近でボールを奪ったスビメンディがB・メンデスとのパス交換によってスペースを前進し、左へ預ける。流れてボールを受けたアンドレ・シルヴァはカットインからマイナスへ折り返すと、走り込んでいたスビメンディがワントラップからミドルシュートを放つ。強烈な一撃は枠を捉えたが、ここはGKストレ・ディミトリエフスキに弾き出された。

 スコアレスで折り返した後半も試合の様相は変わらず、両者付け入る隙を見せずに時計の針が進んでいく。レアル・ソシエダは前半と比較して敵陣へ進入していく回数を増やしたものの、なかなか決定的なシーンを作り出すには至らない。すると63分、レアル・ソシエダはウマル・サディク、A・シルヴァ、イゴール・スベルディアを下げて、ミケル・オヤルサバル、シェラルド・ベッカー、ウルコ・ゴンサレス・デ・サラテの3名をピッチへ送り出した。

 徐々にレアル・ソシエダは両サイドを起点にラージョ・バジェカーノの最終ラインの幅を広げつつ、スペースを作り出してゴール前までボールを持ち運ぶ場面を増やすが、最後の精度を欠くことも多い。終盤に差し掛かった82分には、直前のプレーで右サイドからのクロスボールをブロックしたル・ノルマンが足を痛め、ピッチに倒れ込んでしまう。ジョン・アンデル・オラサガスティとの交代でピッチを後にし、レアル・ソシエダは“守備の要”を失うこととなった。

 試合はこのままタイムアップ。両チームともにチャンスの数が少ないまま試合は終了し、スコアレスドローとなった。ホームチームは公式戦での連勝数が「3」でストップ。2名の負傷者も出すなど、今後に向けて不安の残る一戦となった。一方、ラージョ・バジェカーノは公式戦での連敗を「2」で止めている。

 次節、レアル・ソシエダは2月3日に現在暫定首位を走るジローナの本拠地に乗り込む。一方、ラージョ・バジェカーノは31日、敵地で第20節延期分のアトレティコ・マドリード戦に臨む予定だ。

【スコア】
レアル・ソシエダ 0ー0 ラージョ・バジェカーノ

【得点者】
なし

サッカーキング

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