スペイン代表、デ・ラ・フエンテ監督との契約延長を発表!…連覇を目指すEURO2028まで指揮へ
2025年1月28日(火)9時23分 サッカーキング
スペイン代表を指揮するデ・ラ・フエンテ監督 [写真]=Getty Images
“無敵艦隊”を欧州制覇に導いた指揮官が、連覇を目指すEURO2028まで航海を続けることとなった。契約延長に際し、デ・ラ・フエンテ監督は「とても幸せだし、この状態がいつまでも続くことを願っている。これは絶え間なき改善のモチベーションになるだろう。最も重要なことは素晴らしい選手がいて、飽くなき勝利への精神と素晴らしい労働精神、我々を守ってくれるRFEFという場所があるということだ」とコメントしている。
現在63歳のデ・ラ・フエンテ氏はアスレティック・ビルバオのリザーブチームやアラベスを率いた後、アンダー世代のスペイン代表監督を歴任。U−21欧州選手権制覇や東京オリンピック準優勝に導くなど手腕を発揮し、2023年1月にはルイス・エンリケ監督(現:パリ・サンジェルマン)の後任としてA代表の指揮官に就任した。
2022−23シーズンのUEFAネーションズリーグ(UNL)では決勝でクロアチア代表との激闘を制し、チームを初優勝に導くと、昨年夏のEURO2024でもイタリア代表や開催国のドイツ代表、フランス代表らを次々と撃破。決勝戦ではイングランド代表を下し、3大会ぶり4度目の欧州制覇を成し遂げた。また、2024−25シーズンのUNLでもグループステージを5勝1分で終えて準決勝進出を決めるなど、安定した戦いを披露している。
RFEFのラファエル・ルザン会長は、デ・ラ・フエンテ監督の契約更新に際して次のようなコメントを発表している。
「我々には大きな課題が待ち受けている。まずはUNLだが、何よりも国を再び盛り上げ、団結させるという大きな課題だ。この国を最も団結させているのは、ルイス・デ・ラ・フエンテが率いるスペイン代表だろう。今日ここで約束を果たせたことは、私にとっても他の経営陣にとっても誇りであり、満足感の源だ。ルイスの幸運はスペインの幸運であり、RFEFの幸運でもある。今日ここにいるモンセ・トメ(女子代表監督)にも同じメッセージを送りたい。サッカーは我々をさらに大きくしてくれるだろう」