チェルシーで主力定着、スペイン代表ではEURO制覇…左SBククレジャが“恩師”を語る「ボルダラスのおかげ」

2025年1月28日(火)15時21分 サッカーキング

ククレジャが”恩師”ボルダラス監督を語る [写真]=Getty Images

 チェルシーに所属する左SBマルク・ククレジャが、恩師であるホセ・ボルダラス監督について語った。27日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。

 昨年7月14日、左サイドをオーバーラップしてきた“カーリーヘアの男”の左足から、欧州制覇へと繋がるラストパスが放たれた。マルク・ククレジャ、スペイン代表の史上4度目となるEURO優勝の立役者だ。現在26歳の左サイドバックは、確かなテクニックやポジションニングにラ・マシア育ちらしさを感じさせる一方、“戦える選手”というイメージを前面に押し出しているインテンシティやタイトさには、どこか異なる香りが漂う。そう、かつて師事した2人の指揮官の影響。エイバル時代のホセ・ルイス・メンディリバル監督、そして、ヘタフェ時代のホセ・ボルダラス監督だ。

 ヘタフェには、2019年夏から2年間に渡って在籍したククレジャ。自身初の欧州コンペティションも含めた公式戦通算86試合に出場するなど、“アスロネス”で大きく飛躍を遂げた同選手は、今やブライトンを経てプレミアリーグにおけるSB史上最高額(6200万ポンド/約100億円)で加入したチェルシーでも、主力として活躍している。

 そんな中で27日、“古巣”を訪問したククレジャは、クラブ公式メディアのインタビューにて「ここでの2年間はとても良かった。本当に楽しかったよ。初めてヨーロッパでプレーする機会にも恵まれた。だから今、また戻ってこれて、たくさんの顔なじみの人たちに会えるのが嬉しいね」と思いを巡らせた。

 さらには、現在もヘタフェを指揮するボルダラス監督に言及。『マルカ』は、ククレジャが以前にも「ボルダラスは、周囲が何を言おうと気にせず、自分らしく、楽しむようにと僕に言ってくれた」と語っていたと指摘した他、チェルシーに加入した際には、最初に送ったメッセージのひとつが恩師に宛てたものだったという。キャリアに大きな影響を与えた指揮官を敬愛する同選手は「彼は、僕に来るように何度も強く主張していたし、実際に大きく成長させてくれた。プレミアリーグでプレーするチャンスを得られたのは、彼の働きと、彼から学んだことのおかげ。とても感謝しているんだ」と改めて胸中を明かしている。

 プレミアBIG6の一座を成すチェルシーの主力に定着し、新時代のスペイン代表を牽引する存在としても期待を寄せられているククレジャ。ボルダラス監督の薫陶を受けた“カーリーヘア”が、世界最高の左サイドバックへと駆け上がる。

サッカーキング

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