ホセ・マリア・ロペス、初のLMP2参戦へ。ラピエール率いるクール・レーシングと契約/ELMS

2023年1月29日(日)11時29分 AUTOSPORT web

 ELMSヨーロピアン・ル・マン・シリーズのLMP2クラスに2台体制で参戦するクール・レーシングが、2023年のドライバーとしてホセ・マリア・ロペスと契約を結んだと発表した。ロペスは、ニコラ・ラピエール率いる同チームのオレカ07・ギブソンで、シングルシーター出身のヴラド・ロムコとコンビを結成する。


■「LMP1とハイパーカーの経験を活かす」


 トヨタGAZOO RacingよりWEC世界耐久選手権ハイパーカークラスにもエントリーしているロペスは、2017年の参戦開始以降トヨタのプログラムにほぼ専念してきており、両シリーズへの同時参戦、そしてLMP2クラスへの参戦は、ともに今年が初めての経験となる。2023年シーズンに向けては、日本のスーパーGT・GT500クラス参戦の噂も一時あがったが、WECとELMSという2シリーズの参戦プログラムが確定した形だ。


 ロペスは、チームのマネージング・ディレクターを務めるラピエールとは関わりがある。ロペスがル・マン24時間レースにデビューしたとき、ラピエールは同じチームでトヨタTS050ハイブリッドのステアリングを握っていたのだ。


「ELMSに参戦できること、とりわけこのチームで、ニコラ・ラピエールとともに戦えることをうれしく思っている」と ロペスはコメントしている。


「LMP1とハイパーカー両方の経験を活かすつもりだ。(LMP2では)皆が同じクルマで争うのだから、きっと素晴らしい戦いになるだろう」


「エキサイティングで、サーキットに行くのを楽しみにしている」

クール・レーシングの37号車オレカ07・ギブソン(2022年ELMS)


 ロペスは、シングルシーター出身のロムコとコンビを組むことになる。フランスのライセンスで参戦する18歳のロシア人であるロムコはF4で優勝経験があり、昨年はユーロフォーミュラ・オープンをランキング2位で終えている。


「2023年シーズンからクールレーシングに参加できることを非常にうれしく思っている」とロムコ。


「素晴らしいチームだし、新しいスキルを学び、ドライバーとして成長できるのは間違いない」


「LMP2で素晴らしい結果を残せると確信しているし、この素晴らしいパートナーシップを楽しみにしている」


 プロ/アマカテゴリーに参戦するチームの2台目は、ラピエール、チームの共同創設者であるアレクサンドル・コイニー、そして2022年のELMS LMP3王者のマルテ・ヤコブセンがドライバーを務める予定だ。

プジョーからWECルーキーテストに参加し、新人最速タイムを記録したマルテ・ヤコブセン

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