マンUで再び規律違反？　メンバー外のラッシュフォードに指揮官は「内部の問題」

　マンチェスター・ユナイテッドを率いるエリック・テン・ハフ監督が、メンバー外となったイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードについて言及した。28日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　FAカップ4回戦が28日に行われ、マンチェスター・ユナイテッドはニューポート・カウンティと対戦。ブルーノ・フェルナンデスとコビー・メイヌーのゴールでリードすると、その後2失点を喫し、同点に追いつかれたものの、アントニーとラスムス・ホイルンドが追加点を挙げ、4−2で勝利し、5回戦進出を決めた。

　この試合を欠場したラッシュフォードは試合前に病気の影響で体調が優れなかったため、チームに同行せず、欠場となることが発表されていたが、その後複数メディアで24日と25日の夜に同選手は北アイルランドのナイトスポットで目撃されていたことが報じられており、話題となっている。

　試合後にラッシュフォードの状況について聞かれたテン・ハフ監督は「彼は体調不良を報告した。残りは内部の問題であり、私がそれに対処する」と体調不良以外の問題を抱えていることを示唆した。

　さらに、なぜ体調不良と報告されたことが内部問題に繋がるのかと問われたテン・ハフ監督は「それは内部の問題だからだ。これは内部の問題であり、私はそれに対処する。私たちで対処する」と語っており、単なる体調不良ではない可能性も浮上している。

　なお、マンチェスター・ユナイテッドではイングランド代表FWジェイドン・サンチョがテン・ハフ監督との関係悪化からトップチームの練習から外され、今冬にドルトムントへとレンタル移籍で復帰したほか、今季序盤にはブラジル代表FWアントニーに元恋人に対するドメスティック・バイオレンス（家庭内暴力）の疑惑が浮上するなど、規律面で問題を抱えている選手が続いている。

　昨季は公式戦56試合出場でキャリアハイとなる30ゴール11アシストを記録して、昨年7月には2028年6月30日までとなる新契約を締結したラッシュフォード。現在のチーム内における“最高給選手”となったことも報じられていたが、今季はここまで26試合出場で4ゴール6アシストを記録するにとどまっているなか、規律面での問題も報じられる事態となり、今後の動向には注目が集まっている。