今オフ結婚ラッシュの日本ハム 節目の年に腕をぶす選手の名前【投手編】

2024年1月30日(火)6時30分 ココカラネクスト

伊藤は侍ジャパンの一員としても活躍を見せた(C)Getty Images

 今オフ、助っ人含め怒涛の”補強ラッシュ”で、話題を集めたのが日本ハムだ。2年連続最下位から浮上すべく、フロントもバックアップ。混パの台風の目になるとも予想されている。

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 一方でこのオフは実に9人の選手が結婚を発表するなど、結婚ラッシュでもファンを沸かせた。家族が増えたことで自然とシーズンに向けて気合も高まるというもの。今回はめでたくゴールインした9選手のうち、6投手を今季の期待と共に紹介する。

 まず、このラッシュの先陣を切ったのが、玉井大翔だ。2019年にチーム最多となる65試合登板を果たすと、翌20年は49試合、21年から3年連続となる50試合登板とタフネスぶりも知られる。

 ピンチで登板する「火消し」の役割からロングリリーフまで場面を問わず活躍をみせ、ブルペンには欠かせない存在となっている。来季はキャリアハイとなる30ホールドを目標に掲げており、これまで以上にチームの勝ちに結びつく活躍が期待される。

 続いて、上原健太と生田目翼も今オフ、結婚を発表した。

 2015年ドラフト1位入団の上原は入団以来なかなか飛躍のきっかけを掴めずにいたが、昨季は、シーズン途中から先発ローテーションの一角を担うなど、4勝をマーク。今季は同じ左腕で明治大の先輩にあたる山﨑福也が加入。より一層先発争いは厳しくなることも予想されるが、新しく増えた家族のためにもさらなる活躍を期待したいところ。

 今季プロ6年目を迎える生田目は、入団から5年で通算15試合登板、勝ち星は2021年に挙げた1勝のみにとどまるなど、苦しい成績が続いている。だが、昨年11月の秋季キャンプ中に行われた紅白戦では2回無安打無失点の活躍をみせ、新庄剛志監督からMVPに選出されるなど指揮官へのアピールに成功。今季は先発での起用が濃厚とされており、チーム内の激しいローテーション争いを勝ち抜くためには、春季キャンプスタートからこれまで以上のアピールが必須となる。

 さらにチームの柱として期待される伊藤大海も今オフ、結婚を発表した。入団から2年連続で10勝をマーク、加藤貴之、上沢直之と共に先発3本柱としてローテーションを守ってきた。2021年には東京五輪、昨春はWBCにも出場し、侍ジャパンの一員として世界にもその名をとどろかせてきた。昨季は7勝10敗と負けが先行するも、実力は折り紙つきとあって、すでに2024シーズンの開幕投手に内定。今季は共に先発陣を支えてきた右のエース、上沢のメジャー移籍に伴い、フル回転の活躍が求められることになりそうだ。

 昨年6月に中日から日本ハムにトレードで移籍。貴重な中継ぎとしてブルペンを支えた山本拓実も結婚を発表した。移籍1年目の昨季は日本ハムでは26登板で防御率1・50と安定した成績を示した。伴侶を得た今季はチーム最多の登板数を目標に掲げており、大事なブルペンの中心メンバーとしてさらなる飛躍を示したい。

 その山本と同学年で、こちらもゴールインとなったのが、北浦竜次だ。プロ6年目の昨季は12試合に登板し、防御率は3.09。最速152キロと貴重な速球派左腕だけに、課題のシーズン通しての活躍を見せられるか。

 果たして節目の年に各投手がどんなパフォーマンスを見せてくれるのか。新たな楽しみとして見守りたい。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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