「攻撃は5回まで」 2025年版G鉄壁リリーフ陣で浮上する ライデル以外の"陰のキーマン"とは

2025年1月30日(木)11時38分 ココカラネクスト

ケラーは昨年、20ホールドをマークした(C)産経新聞社

 いよいよ2月1日のキャンプインを迎える。

 各球団、新助っ人も続々来日、各球団ナインもキャンプ地入りが伝えられるなど、球春到来へ期待が高まっている。

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 また昨季リーグ優勝を果たした巨人では、改めて救援投手陣の充実ぶりがひそかに注目を集めている。

 何といっても、中日から絶対守護神として知られたライデル・マルティネスが加入。昨季は自己最多となる60試合に登板、防御率1.09で43セーブをマーク。自身2度目のセーブ王に輝いた。4年の長期契約を結び、28歳とまだ若く伸びしろも十分。

 すでに阿部慎之助監督も守護神をマルティネスに託す考えを明かしているが、ほかにもチームには昨年、43試合に登板、29セーブ、防御率0.88の安定したパフォーマンスを誇った大勢もいる。

 さらには救援投手陣においては昨年5人の投手が20ホールド以上をマークしたことも話題を集めた。

 一時は守護神も務めたアルベルト・バルドナード(26H)、高梨雄平(25H)の両左腕リリーバー、新人王にも輝いた船迫大雅(22H)、西舘勇陽(20H)、カイル・ケラー(20H)と磐石の布陣がチームを後押しした。

 2022年に阪神に入団。昨シーズンから巨人に移籍したケラーも存在感を示した。150キロ後半の速球を軸に変化球も交え、打者を封じ込めた。9月23日の阪神戦(甲子園)では6、7回の2イニングを1安打無失点に封じ込め、リーグ制覇への分岐点ともなる試合となった。9月27日の中日戦でも1回を無安打無失点に抑えるなど、特にシーズン終盤に勝利の方程式の一角を務め、チームに大きく貢献を果たした。

 昨年は阪神と並ぶ12球団トップの救援防御率2.27をマーク。今年はここにマルティネスも加わり、球界内では早くも「巨人への攻撃は5回まで」という声もあがるなど、鉄壁救援陣が今年も強くチームの背中を押しそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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