リヴァプールも“鬼門”突破ならず…FA杯の前回王者は3季連続で4回戦敗退

2023年1月30日(月)14時39分 サッカーキング

FA杯では3年連続で前回王者が4回戦敗退 [写真]=Getty Images

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 FAカップ4回戦が29日に行われ、リヴァプールがブライトンに1−2で敗れた。この結果、3シーズン連続でFAカップの前回王者が4回戦で姿を消すこととなっている。

 ブライトンとリヴァプールの一戦では、31分にエジプト代表FWモハメド・サラーのパスからU−21イングランド代表MFハーヴェイ・エリオットがゴールネットを揺らし、リヴァプールが先手を取る。しかし、直後の39分にはガーナ代表DFタリク・ランプティのミドルシュートが元イングランド代表DFルイス・ダンクに当たってゴールに吸い込まれ、試合は振り出しに。後半に入ってもこのままスコアは動かず、再試合の可能性も頭をよぎり始めた後半アディショナルタイム、エクアドル代表DFペルビス・エストゥピニャンのクロスボールに日本代表MF三笘薫が反応。見事なファーストタッチからキックフェイントで対峙する相手をかわし、そのままボレーシュートを叩き込んだ。このまま試合はタイムアップを迎え、ブライトンが5回戦進出を決めている。

 敗れたリヴァプールは4回戦敗退が決定。2021−22シーズンの決勝戦でチェルシーとのPK戦を制し、16シーズンぶり8回目の優勝を決めていたリヴァプールが早くも姿を消すことが決まった。

 だが、直近数シーズンのFAカップでは前回王者の成績が芳しくない。2019−20シーズンにFAカップを制し、ミケル・アルテタ監督体制となってから初のタイトルを獲得したアーセナルは、翌2020−21シーズンのFAカップでは4回戦でサウサンプトン相手に0−1と敗北を喫した。このシーズンは最終的にレスターがクラブ史上初のFAカップを制したが、大会覇者として臨んだ2021−22シーズンは4回戦で当時2部だったノッティンガム・フォレストに1−4と大敗。そして、このシーズン最終的にトロフィーを掲げたリヴァプールも、今季はブライトン相手に4回戦で涙を飲むこととなっている。

 3シーズン連続で前回王者が4回戦で姿を消しているFAカップ。果たして、この後今季の大会を制するクラブは、来シーズンに“鬼門”の4回戦を突破できるだろうか。まだ先の話となってしまうが、来季のFAカップは“ジンクス”に注目しても面白いかもしれない。

サッカーキング

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