インディカーやストックカーで活躍したジョン・アンドレッティが死去

2020年1月31日(金)15時58分 AUTOSPORT web

 アメリカンモータースポーツで活躍したジョン・アンドレッティが大腸癌により1月30日に亡くなった。享年56。


 レース界のレジェンドファミリーであるアンドレッティ・ファミリーのひとり、ジョン・アンドレッティは、アルド・アンドレッティの息子でマリオ・アンドレッティの甥っ子にあたる。


 カートでレースキャリアをスタートし、IMSAスポーツカーレースに参戦。1986年のワトキンスグレン戦で勝利を挙げた。翌年にはインディカーに参戦し、叔父のマリオや従兄弟のマイケル・アンドレッティとレースを繰り広げる。


 1988年にはインディ500に初参戦。一時は7番手を走行するもエンジントラブルで21位となった。


 インディカーでは、1991年のサーファーパラダイスで勝利を挙げ、その年のインディ500でもベストとなる5位フィニッシュを果たしている。その翌週のミルウォーキー戦では、マイケル、ジョン、マリオの順でアンドレッティファミリーが1-2-3フィニッシュをする快挙もみせた。


 また、スポーツカーにも参戦を続け、1989年のデイトナ24時間では、ボブ・ウォレク、デレック・ベルと共にポルシェ962プロトタイプで優勝を果たしている。


 1994年には、同日開催となるインディ500とシャーロットモータースピードウェイで行われるNASCARコカ・コーラ600の両方に参戦する「ダブル」に挑戦し、完走を成し遂げた最初のドライバーとなった。


 様々なカテゴリーで活躍し、2007年に再びインディ500に挑戦。この時は松浦孝亮のチームメイトを務めたジョン・アンドレッティは、2011年まで毎年インディ500に参戦を続けていた。


 2017年に末期の結腸癌であることを公表。定期的な検査を即すキャンペーンにも積極的に参加しながら、闘病生活を続けていた。

マイケル、マルコ親子と一緒にインディアナポリス・モータースピードウェイのパドックを歩くジョン・アンドレッティ

最後のインディ500参戦となった2011年の予選後の記念撮影

アンドレッティ・オートスポートから参戦していたアレクサンダー・ロッシのマシン張られた癌と闘うジョン・アンドレッティを応援するステッカー


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