山川加入のソフトバンクで強力打線以外に求められるV奪回への「キーマン」とは

2024年2月1日(木)11時40分 ココカラネクスト

山川加入のチームは打線の厚みが増しそうだ(C)Getty Images

 V奪回なるか。今オフは様々な面で話題を集めたソフトバンクが2月1日、キャンプインを迎えた。

 西武からFAとなった山川穂高が加入、ほかにも巨人からアダム・ウォーカーも獲得と打線に厚みが増す中で2020年以来の優勝を目指すために奮起が求められているのは投手陣にありそうだ。

【動画】ソフトバンク・石川が史上88人目のノーヒットノーランを西武戦で達成

 昨年はシーズン途中から先発ローテーション入りしたメジャー帰りの有原航平がチームトップとなる10勝をマーク、2桁勝利をあげたのは有原のみで続いたのがベテラン左腕の和田毅の8勝という苦しさだった。

 今オフ投手陣においては目立った補強もなく、心配材料ともなる。昨季開幕投手を務めた大関友久、東浜巨、石川柊太らの奮起が待たれる。

 石川は昨年8月18日の西武戦(ペイペイドーム)でノーヒットノーランを達成したことでも話題を呼んだ。150キロを超える直球、パワーカーブ、フォークを持ちながら、昨年は23試合に登板し、4勝8敗、防御率4・15と不安定さを露呈、20年には11勝3敗と圧巻の成績を残し、最多勝と最高勝率のダブルタイトルを受賞したこともあるだけに復活が期待される。

 一昨年にノーヒットノーランを達成した東浜も昨年苦しんだ一人だ。17試合に登板し、6勝7敗、防御率4・52。コンディション不良なども影響し、8月に登録抹消となるなど2軍調整の時期も長く、大事なポストシーズンにおいても戦力となれなかった。23年から球団とは3年契約を結んでいる。千賀滉大が抜けた後の投手陣の柱として期待を集めているだけに、もう1度立て直せるか。

 ほかにも先発陣では救援から配置転換となるリバン・モイネロのパファーマンスも注目となる。守護神経験も持ち、中継ぎとしてこれまでチームを支えてきた。昨年は7月中旬に左ひじ手術を受けて離脱したが、27試合で防御率0・98と抜群の安定感を誇っただけに助っ人左腕が新たな場所で躍動した姿を見せられれば、チームに勢いもつきそうだ。

 小久保裕紀新監督にとっても就任1年目の戦いは腕の見せどころとなる。意地を見せたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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