2得点に絡む活躍も…さらなる改善を誓う毎熊晟矢「最後のクオリティが低かった」

2024年2月1日(木)1時48分 サッカーキング

 日本代表は1月31日、「AFCアジアカップカタール2023」のラウンド16でバーレーン代表と対戦し、3−1で勝利した。

 今回の一戦に右サイドバックとして先発出場した毎熊晟矢は試合後、「相手は前回と違って4バックだったので、攻撃に関してはやりやすいなと思っていた。立ち位置もそうですけど、破りにいくというのは常に考えていました」とコメント。攻めの姿勢を持って試合に臨んでいたことを明かし、自らのミドルシュートが先制点の呼水となった場面については、次のように振り返った。

 先制点は、ピッチ中央にポジションをとっていた毎熊が左サイドからパスを引き出し、PA(ペナルティエリア)の手前から右足を一閃。強烈なシュートが左ポストを叩き、跳ね返りを拾った堂安律がネットを揺らした。右サイドバックでありながら、フレキシブルな位置どりをしていたことに関して毎熊は、「人との距離感というのは常に意識していますし、自分が外にいると人と人がつながらないと思ったので、そこを繋げるためにあそこにポジションをとりました。あそこに立つことで遠藤選手にもパスの選択肢が増えると思うので、そういったところは以前から意識していました」と、個人の判断であったことを明かした。

 また、ミドルシュートを狙ったことについては、「相手に1本シュート打たれたあと、モニターに1−0と出ていたので、シュートを打てていないんだなと。押し込んでいたんですけど、シュートを打てていないと思っていた。その時に相手も後ろに重くて、自分が中のスペースで(シュートを)打てるなと思って入っていったら点に繋がった」と振り返り、ミドルシュートに関しては「得意かどうかわからないですけど、今後も出せたらなと思います」と意欲を見せた。

 そして、右サイドで起点となり、上田綺世のゴールに繋がった3点目の場面についても言及。「板倉選手が持ち運んでくれて相手が中を絞めたので自分が高い位置をとって、そこから南野選手が抜けてくれたので使いたかったんですけど、パスを出すがの遅れて、オフサイドかなと思ったのでやめて、そしたら上田選手が上手く顔を出してくれたので、あとはもう彼の個人技で決めてくれた」と、一連の流れを振り返り、周囲の選手たち力であることを強調した。

インドネシア代表戦に続く起用に応え、2得点に絡む活躍を見せたものの、本人は「1点目に関しては堂安選手がよく詰めていただけですし、3点目も上田選手の個人技で、僕のパスは良いパスではなかった」と謙遜。その上で、「前半の立ち上がりからPAにフリーで入っていけてましたけど、最後のクオリティが低いなと感じていたので、そこに入った時にどれだけクオリティを出せるかが今後、大事になってくるんじゃないかなと思います」と自身の課題を口にし、今後の改善を誓った。

 初招集からわずか数カ月ながら、試合を重ねるごとに存在感を増す毎熊。「ちゃんと緊張してますし、会場の雰囲気も感じていますし、日の丸を背負う重圧も感じています」と語る26歳のさらなる躍動に期待したい。 

 日本の次戦となる準々決勝は2月3日に行われ、イラン代表vsシリア代表の勝者と対戦する。


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