ヨシムラスズキ離脱の渡辺一樹がカワサキ復帰。2023年はトリックスターからEWCにフル参戦

2023年2月3日(金)17時30分 AUTOSPORT web

 2月3日、TRICK STAR RACING(トリックスターレーシング)が『Team Kawasaki Webike Trickstar』としてFIM世界耐久選手権(EWC)にフル参戦することを発表。ライダーに渡辺一樹が起用されることが決定した。


 渡辺は2007年に全日本ロードレース選手権に初参戦した。GP250で3年過ごした後、2012年にカワサキZX-6RでJ-GP2を戦うとチャンピオンに輝いた。


 翌2013年から2016年は、TEAM GREENからJSB1000に昇格してカワサキZX-10Rを駆る。複数の表彰台を獲得していたが、チームを離脱。2017年はTeam Go Eleven Kawasakiからスーパースポーツ世界選手権(WSS)でカワサキZX-6Rを走らせて世界戦を経験した。

2016全日本ロード第8戦岡山:表彰台を獲得した中須賀克行、津田拓也、渡辺一樹


 2018年には国内に戻り、ヨシムラスズキMOTULレーシングから全日本ロードJSB1000に参戦。ヨシムラライダーとして全日本ロードと鈴鹿8耐のマシンを開発していく。2021年からヨシムラSERT MotulがEWCに参戦したことで、全日本ロードとEWCの活動に専念した。


 2022年は全日本ロードJSB1000に加賀山就臣監督が率いるYOSHIMURA SUZUKI RIDEWINからフル参戦し、EWCではヨシムラSERT Motulから第3戦鈴鹿8耐と第4戦ボルドール24時間に出場。MotoGPもチーム・スズキ・エクスターから代役で1度参戦した。


 しかし、12月27日に2022年限りでヨシムラジャパンと契約を満了したと発表していた。そんななか、カワサキZX-10RRを駆りTeam Kawasaki Webike TrickstarからEWCにエントリーすることが今回明かされた。

渡辺一樹(ヨシムラSERT Motul)/2022EWC第4戦ボルドール24時間 予選


 近年はヨシムラやスズキカラーだった渡辺だが、2017年以来6年ぶりにライムグリーンのカラーリングを纏うことになる。


 2023年のEWCは、ゼッケン『1』を掲げるF.C.C. TSR Honda France、タイトル奪還を目指すヨシムラSERT Motul、そしてTeam Kawasaki Webike Trickstarと3つの日本チームがエントリー。日本人ライダーは渡辺一樹、渥美心(OG MOTORSPORT World Endurance Team)、石塚健(JMA Racing Team #34)が参戦し、第4戦ボルドール24時間にはTONE RT SYNCEDGE4413 BMWがスポット参戦する。


■渡辺一樹
「新生チームKawasaki Webike Trickstarに加入することが決まりシーズンに向けてとてもワクワクした気持ちでいます。2023シーズンこのチームのレギュラーライダーとして、高い実力と経験を持った仲間たちとともに、新たなチャレンジに挑戦します。鶴田竜二監督と共に新たなチーム。そしてその新たな挑戦を共に戦うライダーとして選んでくれたことを光栄に思います」


「久しぶりに乗る『Kawasaki Ninja ZX-10RR』でTeam SRCが長年使用した『11』のゼッケンナンバーで勝利を目指し、チームには、MotoGPの経験を持つランディ・ド・プニエを筆頭に、クリストフ・ポンソンなど実力と経験に優れたふたりと戦います」


「自分のこれまでの経験を活かし世界タイトルを獲る強いチームとして一緒に成長し、見てくださる観客の皆さんと感動を共有し楽しんでもらえるレースをしたいと思います。応援よろしくお願いいたします」

2023EWC:渡辺一樹(Team Kawasaki Webike Trickstar)

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