侍の4番候補 ヤクルト村上宗隆は何がすごいのか 球界OBが徹底解説

2023年2月3日(金)18時20分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 3月に控えるWBCでは4番候補と見られる、ヤクルトの若き主砲、村上宗隆内野手(23)が連日、快音を響かせている。

 3日、沖縄・浦添市で行われているキャンプのフリー打撃で「スコアボード破壊弾」を放ち、周囲の度肝を抜いた。3日連続のランチ特打を行った村上は72スイング中、24本のさく越えを披露。その内の54スイング目の打球はぐんぐんと伸びて、バックスクリーンの電光掲示板を直撃。その直後は掲示板の一部が何も表示できない事態に陥ったという。連日、特大弾を放つなど、キャンプインまもない時期ながら、順調な仕上がりを見せている。

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 前日2日は自身の23歳のバースデーを迎えた。3月のWBCにむけては「しっかり合わせて世界一奪回を獲れるように頑張りたい」ときっぱり。2年連続三冠王に関しても「目指さないとおかしい」と高い目標を掲げている。

 今季でプロ6年目のシーズンを迎える。めざましい活躍を続ける若武者を球界OBはどう感じているのか。

 1月28日までに更新された阪神OBの掛布雅之氏のYouTubeチャンネル『掛布雅之の憧球』に出演した巨人軍前監督・高橋由伸氏が村上のバッティングのすごさについて語る場面があった。

 まず掛布氏が「あのスタンスの広さで、あれだけ腰が回転できるって若さですよね」と話すと、高橋氏も同意した上で「よくあれだけ大きなスタンスで、回転もそうですし、(ボールとの)距離もうまく取れるなって。なおかつボールの見極めもいいんですよ」と選球眼の良さについても言及した。

 村上の選球眼の良さについては以前から指摘されていた。並みいる強打者の中でも四球が圧倒的に多く、昨年はリーグトップの118四球を選んだ。リーグ2位の巨人・丸佳浩外野手(33)の80四球と比べても「好球必打」がしっかりできていることがわかる。

 さらに高橋氏は村上に関しては「これがいつまであの形でできるかって見てみたいですね」と語ると掛布氏も「村上選手のスタンスがどう変化していくのかはすごく興味ある。年取ってくるとあの(スタンスの)広さだと回らないでしょ?」と指摘。続けて「当然、彼はメジャーに行く選手だと思うんだけども、どこでどう自分のベストのバランスを作っていくのか、すごく興味深いんですよね」と今後のプロ人生の道程に思いをはせる場面も。

 また掛布氏は村上に関して「左腕で押し込む感覚を持っている」ことにも着目。この感覚は現役時代の掛布氏、高橋氏も共通の感覚を持っていたとした。

 球界OBも絶賛する日本の若き主砲は3月のWBCでどんな姿を見せてくれるのか。今から楽しみにしたいところだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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