G大阪に声明求める声も。ネタ・ラヴィとジェバリの国旗掲揚巡り議論白熱

2023年2月3日(金)11時27分 FOOTBALL TRIBE

ネタ・ラヴィ 写真:Getty Images

 明治安田生命J1リーグ・ガンバ大阪は、今年1月から3月までの移籍ウィンドウでイスラエル代表MFネタ・ラヴィ(26)やカタールW杯チュニジア代表FWイッサム・ジェバリ(30)を完全移籍により獲得している。そんな中、ネット上ではスタジアムでのイスラエル国旗掲揚について議論が白熱している。


 ネタ・ラヴィは先月27日、イスラエル1部マッカビ・ハイファからガンバ大阪へ完全移籍。外務省の公式ツイッターアカウントで同選手のガンバ大阪移籍が大々的に取り上げられているほか、先月31日には在イスラエル日本国大使大使館公式ツイッターアカウントにて、水嶋光一大使とネタ・ラヴィ本人が面会するシーンが45秒間の動画により紹介されている。


 ネタ・ラヴィのガンバ大阪移籍がサッカー界のみならず政治の世界でも話題となる中、イスラエル大使館に「ネタ・ラヴィを応援するために、スタジアムでイスラエル国旗を掲げてもいいのか」という質問が寄せられたことがツイッター上で話題となっている。


 長年にわたりパレスチナ問題を抱えるイスラエルは、アラブ諸国との関係が良くない。またジェバリの母国であるチュニジアはイスラム国であり、アラビア語を公用語としている。


 そのためイスラエル国旗掲揚の可否を巡っては、ツイッター上で「シビアな問題だな…」、「ジェバリもネタ・ラヴィも応援したいけどどうなんだろう?」、「選手本人のみの問題ではないからな」、「宗教問題で勉強になった」といった声が噴出。


 イスラエル国旗掲揚の可否についてイスラエル大使館への質問があったことに批判的な声が上がっているほか、「クラブが声明出してほしい」というコメントも見受けられている。


 これまでブラジル人、韓国人選手の獲得が目立っていたガンバ大阪。今オフはこれまでと異なる補強戦略で注目を集める中、多くのサポーターが国旗を巡る問題で様々な意見を発信している。

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