ミック・シューマッハー「パンデミックでF1デビューの夢が遠のくことを心配した」

2月5日(金)8時31分 AUTOSPORT web

 ミック・シューマッハーは、新型コロナウイルスのパンデミックの影響により、彼にとってFIA-F2での2年目となる2020年シーズンがキャンセルされ、F1デビューの実現が阻まれることを恐れていたと語った。


 フェラーリの若手ドライバー育成プログラムであるフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)に所属するシューマッハーは、2020年F2選手権で同じFDAメンバー、カラム・アイロットとの戦いを制してタイトルを獲得した。シューマッハーは2021年に向けてハースと契約、F1デビューを果たすことが決まっている。

2020年F1第17戦アブダビGP ミック・シューマッハー(ハース)
2020年F1第17戦アブダビGP FP1で走行したミック・シューマッハー(ハース)

 2020年、順調なシーズンを過ごしたシューマッハーだが、開幕前には不安を抱えていたという。昨年の春、世界の大部分がロックダウンに入り、モータースポーツのさまざまなシリーズやチャンピオンシップに大きな影響が出た。万が一、シーズン全体がキャンセルされれば、2021年にF1に昇格するという彼の計画が狂うことになっただろう。


 苦難の年を送った若手ドライバーたちもいたものの、結果的にシューマッハーは、まだ短いキャリアのなかで2020年は最高の年のひとつになったという。


「パンデミックはすべての人たちに影響を与え、多くの人々に深刻な問題をもたらした」とシューマッハーはフェラーリ公式ウェブサイトのインタビューで語った。


「でも僕にとって2020年は満足いく年になった。正直なところ、レースを始めて以来最高の年になり、子供の頃からの夢が叶ったんだ。だから少し後ろめたい感じもする」


「パンデミックが始まったころ、多くの国がほぼ完全なロックダウンを実施した。そういう状況のなかでは、スポーツは当然ながら優先事項ではなかった。F2での2シーズン目が1年延期になり、F1で走るという夢が先送りになるのではないかと心配したよ」


 1年を無駄にすることになるのではないかというシューマッハーの懸念は、FIA、F1、F2関係者たちによる並外れた努力によって解消された。新たなカレンダーが形成され、参加者には安全な衛生環境がもたらされたうえで、レースが実施された。


 そうしてシューマッハーはF2タイトルを獲得し、F1チームと契約を結び、7度の王者である父ミハエルと同じ道を進み続けることが決まった。

ミック・シューマッハーのF2タイトル獲得を祝うフェラーリ首脳陣
ミック・シューマッハーのF2タイトル獲得を祝うフェラーリ首脳陣

「今となっては、あの日は随分昔のことに思える」とチャンピオンになった日のことをシューマッハーは振り返った。


「新しいシーズンが始まるのが待ちきれない。世界最高のドライバーたちとともに最初のレースのスターティンググリッドにつく瞬間がね」


「その瞬間のために準備を万端に整えるように心がけていく。スタートシグナルが消える時にはエキサイティングな気分になるだろうね」

AUTOSPORT web

「ミック・シューマッハー」をもっと詳しく

「ミック・シューマッハー」のニュース

トピックス

BIGLOBE
トップへ