「ロッテジャイアンツ」の逆襲 沢村復帰で他球団が戦々恐々となる「理由」

2023年2月5日(日)11時43分 ココカラネクスト

(C)Getty Images

 日本球界復帰で注目を集めているロッテ・沢村拓一投手(34)が4日、石垣島キャンプを訪れ、ナインと挨拶を行った。長髪にスーツ姿という異例の形ながら、吉井理人監督や巨人時代に共に戦った村田修一打撃コーチと談笑を交わすなど和やかムードが漂った。5日から早速、練習に合流。ほかの投手陣と言葉を交わすなどすっかりチームに溶け込む様子を見せていた。

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 沢村に関して吉井監督は「調整は本人に任せている。3月頃にはゲームで投げられるような感じで調整してほしい」とメジャー流調整を容認。30台半ばになっても年間50試合登板をこなす剛腕がチームに加わったことは確実にプラスに働くだろう。

 チームにとっても「元巨人」が今季はキーワードとなりそうだ。チームには沢村のほかにも昨季まで巨人に在籍したグレゴリー・ポランコ外野手(31)、C・Cメルセデス投手(28)も加わった。

 ポランコは昨年、来日1年目ながら24本塁打をマーク。屋外球場を得意とし、守備難がネックとされるがパ・リーグではDH起用が可能なことで選択肢が広がる。

 メルセデスは育成出身、巨人のローテーション投手としてチームを支えたが6回以降の投球が崩れることがネックだった。この点に関して、吉井監督は「週に1回、5回まで投げてくれればいい」と精神的な負担を軽減することに努めている。元々潜在能力の高さは認められているとあって、先発ローテーションの一角を務めることが期待されている。

 またコーチ陣に新しく加わった村田打撃コーチにもチームには安田尚憲(23)、藤原恭大(22)など本格覚醒が期待されている打者も多いとあって、その手腕にも熱視線が注がれている。

 元G勢が勢ぞろいしたことでネット上では「ロッテジャイアンツ」ともいわれ、早くもその活躍に期待が高まっている。今季も「混パ」が予想される中、台風の目となれるか。今後も注目となりそうだ。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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