アーセナルが今季初の公式戦連敗、冨安は終盤から出場…“新体制”のエヴァートンが9戦ぶり白星

2023年2月4日(土)23時27分 サッカーキング

アーセナルがエヴァートンに敗れる [写真]=Getty Images

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 プレミアリーグ第22節が4日に行われ、アーセナルとエヴァートンが対戦した。

 現在首位を走るアーセナルは、2位のマンチェスター・Cより消化試合数が1試合少ないながらも勝ち点差「5」をつけている。プレミアリーグ3連勝を懸けて、敵地で現在19位と降格圏に沈むエヴァートンとの一戦に臨んだ。8試合勝ちなし、3連敗中のエヴァートンは1月23日にフランク・ランパード前監督の解任を発表。30日にはかつてバーンリーを率いたショーン・ダイチ監督を招へいしていた。今節はダイチ監督体制となってからの初陣となる。

 アーセナルは3−2で勝利した前節のマンチェスター・U戦と同じスターティングメンバー11名が並んだ。冨安健洋はベンチからのスタートとなり、今冬の移籍市場で新加入したヤクブ・キヴィオルとジョルジーニョがアーセナルでのプレミアリーグで初のメンバー入りとなった。一方、エヴァートンは0−2で敗れた前節のウェストハム戦から2名を入れ替え。ジョーダン ・ピックフォード、コナー・コーディ、ドミニク・カルヴァート・ルーウィンらが先発に名を連ね、アブドゥライエ・ドゥクレは第2節アストン・ヴィラ戦以来のスタメン入りを果たした。

 試合は序盤から拮抗した展開に。アーセナルはボールを保持しながらもなかなかフィニッシュまで持ち込む場面を作れず、反対にエヴァートンは少ない手数でゴールに迫る場面を増やす。それでも30分、アーセナルは右サイドのブカヨ・サカからチャンスを創出。サカがボールをキープして中央へ預けると、ファーストタッチで相手を置き去りにしたエディ・エンケティアが右足シュート。この一撃は枠を外れた。

 エヴァートンは34分にビッグチャンスを作る。右サイドからの対角フィードに反応したカルヴァート・ルーウィンが頭で後ろへ逸らすと、ボールを受けたドワイト・マクニールが左足でクロスボールを供給。ペナルティエリア内でフリーになったドゥクレがヘディングシュートを狙ったが、ジャストミートできずにシュートは枠を外れた。

 39分にはアーセナルがこの日最大のチャンスを作り出す。左サイド深い位置でボールを受けたオレクサンドル・ジンチェンコがクロスボールを送ると、ボックス内で待っていたサカが得意の左足でダイレクトボレー。ゴール左下に鋭いシュートを放ったものの、カバーに入っていたコーディにクリアされ、先制点とはならなかった。このまま試合は動かず、スコアレスでハーフタイムに突入している。

 後半に入っても試合の様相は変わらない。アーセナルは58分、左サイドに流れてボールを受けたエンケティアがドリブルでペナルティエリアへと切り込み、マイナスへ送る。最後はマルティン・ウーデゴーアが左足でシュートを放ったが、シュートは枠を外れた。直後のプレーでアーセナルは2枚を交代。ガブリエル・マルティネッリとトーマス・パルティを下げて、レアンドロ・トロサールとジョルジーニョが送り出された。後者はアーセナルでのデビュー戦となっている。

 均衡が破れたのは60分。エヴァートンは右コーナーキックを獲得すると、マクニールの放ったボールからジェームス・ターコウスキーがヘディングシュートを放つ。ファーサイドから頭で狙った一撃がゴールネットを揺らし、エヴァートンが先手を取った。

 負けられないアーセナルはここから反撃へ。78分には左サイドでボールを受けたトロサールがカットインから右足を振り抜くも、シュートはGKピックフォードに弾き出される。82分には再びトロサールがボックス左から狙ったが、シュートは枠を外れた。85分にはベン・ホワイトを下げて冨安をピッチへ。後半アディショナルタイムには右コーナーキックからジンチェンコがミドルシュート。ここも枠を捉えきれなかった。

 試合はこのままタイムアップ。アーセナルは今季のプレミアリーグで2度目の黒星となり、FAカップも含めると今季初の公式戦連敗となった。一方、エヴァートンはプレミアリーグ9試合ぶりの白星に。ダイチ監督の初陣で見事に勝利を掴み、今後の残留争いに向けて貴重な勝ち点「3」を積み上げた。

 次節、アーセナルは11日にブレントフォードをホームに迎える。一方、エヴァートンは13日に敵地開催のリヴァプール戦に臨む予定だ。

【スコア】
エヴァートン 1−0 アーセナル

【得点者】
1−0 60分 ジェームス・ターコウスキー(エヴァートン)

サッカーキング

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