四大メジャー初! LIVゴルフ選手に全米オープン出場権を付与へ USGAが正式発表
2025年2月6日(木)6時53分 ALBA Net
USGAのマイク・ワン会長(撮影:GettyImages)
5日、「全米オープン」を主催するUSGA(全米ゴルフ協会)が今年及び来年の出場資格を発表、24の出場資格の中で、LIVゴルフ選手が直接出場権を得ること発表した。四大メジャーで初となる。
今年6月12〜15日、ペンシルベニア州のオークモントCCでの大会には、今季LIVゴルフの個人戦ポイントが、今季7大会が終了している5月19日時点で他の出場資格を持たないトップ選手(上位3位内が条件)が出場権を得る。また4月7日時点でトップ10位内は地区予選会を免除、最終予選会への出場権を得る。
2026年6月18〜21日、ニューヨーク州のシネコックヒルズCCでの大会には出場枠を拡大され、26年5月18日時点で25年LIVゴルフの最終個人ポイントでトップ3選手(すでに出場資格を持つ選手を除く)、及び26年5月18日時点で26年LIVゴルフの個人戦ポイント・トップ3(すでに出場資格を持つ選手を除く)が出場資格を得る。地区予選会は2025年LIVゴルフのトップ10と4月7日時点の2026年ポイントトップ10が免除される。
USGAのチーフ・チャンピオンシップ・オフィサーであるジョン・ボーデンハマー氏は、「USGAは、全米オープンに出場する機会を得ることをとても大事にしている。プロツアー、アマチュア競技におけるプレーを評価し続けていく」とコメントを発表した。
この決定を受けてLIVゴルフの新CEOに就いたスコット・オニール氏も声明を発表。「USGAの正式決定とともに(USGAの)マイク・ワン会長のリーダーシップにとても感謝している。ゴルフファンは皆、メジャーという舞台で最高の選手が戦うことを切望している。LIVゴルフはゴルフの運営団体と手を携えてこのスポーツをさらに盛り上げて行きたい」とした。
2024年、パインハーストNO.2で開催された全米オープンは、LIVゴルフのブライソン・デシャンボー(米国)が、ローリー・マキロイ(北アイルランド)を抑え、2度目の大会制覇を達成した。(文・武川玲子=米国在住)
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