去就が定まらぬバウアー パイレーツファンは獲得を望むも専門メディアが「バウアーから離れるべきだ」と主張 その理由とは?

2024年2月6日(火)11時30分 ココカラネクスト

バウアーに対する風当たりは強い。現在の実力にも疑問を持たれているようだ(C)KentaHARADA/CoCoKARAnext

 大物助っ人は今年、自身が希望するメジャー復帰を果たすことができるだろうか。

 DeNAから自由契約となったトレバー・バウアーの去就が不透明な状況となっている。サイ・ヤング賞の実績を引っさげて来日した昨年は、開幕にこそ間に合わなかったものの、5月に初登板を果たすとシーズン10勝4敗、防御率2.76の好成績をマーク。怪我での離脱もあったが、一時は中4日で登板するなどフル回転を見せ、その実力を遺憾なく発揮した。

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 現地報道によると、右腕はメジャー復帰を望んでいるようだが、24年シーズンは日米どちらの球団に所属するのだろうか。

 現地では右腕のメジャー復帰に否定的な声も多いが、昨季ナ・リーグ中地区で4位に低迷したパイレーツファンの中にはバウアーの獲得を望んでいるものもいるようだ。しかし、パイレーツ専門メディア『Rum Bunter』は記事を配信し、「パイレーツのファンの多くは、チームが先発投手のトレバー・バウアーと契約することを求めている。しかし、バウアーからは離れるべきだ」と右腕の獲得に否定的な見解を示している。

 その理由について同メディアは、カブス入りが決まった今永昇太の名前を挙げて説明。「バウアーの(昨年のNPBでの)プレーがイマナガよりもはるかに悪かったことを考慮すると、疑問が生じる」とした。記事ではバウアーが昨年に記録したスタッツを紹介。「イマナガと比べると、バウアーは三振が少なく、四球をはるかに多く与えており、打たれ方もかなり悪かった」と、昨年記録したバウアーの数値が今永よりも悪いことを理由の1つに挙げた。

 また、同メディアはメジャー時代の成績にも着目。「彼のMLBでの成績はみんなが思っているほどエリートではない。バウアーはポストシーズンでは非常に当たり外れが多く、16年のワールドシリーズでは2敗を喫している」と懸念材料を挙げ、「MLBに戻れば、ローテーションの4番手か5番手のような、あまり名誉のないポジションにつくことになるだろう」と指摘した。

 来日1年目の昨季は好成績をマークするだけでなく、大きな注目を集めたバウアーだが、自身が希望するMLB復帰の道は思いのほか厳しいのかもしれない。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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