ドジャースのプレーオフ進出は「ほぼ100%」で世界一は「22%」、MLB公式が明かした今季成績予想の衝撃
2025年2月6日(木)18時17分 ココカラネクスト

今季も世界一連覇を目指すドジャースの戦いぶりが注目を集めそうだ(C)Getty Images
MLB公式サイトは4日、今季の順位予想とプレーオフオッズなどを特集した。これは米サイト「ベースボール・プロスペクタス」に紹介されたシミュレーションシステム「PECOTA」が導き出したもの。7つのポイントに絞って解説されたが、そのトップに紹介されたのはドジャースのプレーオフ進出確率で「ほぼ100%」と算出された。
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「PECOTA」では全30球団の勝敗数が予想されている。大谷翔平、山本由伸、そして佐々木朗希が加わったドジャースは、30球団最多の104勝と予想された。次ぐのがブレーブスの92勝で大差をつける。そしてプレーオフ進出確率は「99・2%」。MLB公式サイトは「今季のほぼ全てのシナリオで、ドジャースはポストシーズンに進出する」と断言した。
「大谷翔平、ムーキー・ベッツ、フレディ・フリーマン、ブレーク・スネル、山本由伸、タイラー・グラスノー、佐々木朗希といったロースターで開幕を迎え、さらにスター選手が出てくるとなれば、こういった事態が起き得る」
かつてないほど投打のタレントが集結した現在のドジャースをこう表現した。またワールドシリーズの優勝オッズも「22%」と紹介。「次ぐのがヤンキースとブレーブスの9%。その倍以上の確率でワールドシリーズを連覇すると考えられている」と盤石の布陣と強調した。
なお「PECOTA」によれば、ナ・リーグ西地区の首位はドジャースで、2位はダイヤモンドバックスで87勝。ダルビッシュ有と松井裕樹擁するパドレスは82勝で3位、プレーオフ進出確率は「35・3%」と低い数字が導き出された。
パドレスといえば昨季、地区優勝をドジャースと最後まで激しく争い、地区シリーズでは最終第5戦までもつれた末に敗れた。世界一に輝いたドジャースを最も苦しめた宿敵といえるが、予想外に厳しい査定となった。
このオフ、パドレスは佐々木争奪戦に敗れるなど、大きな補強が進んでいない。これには元オーナー一家内での相続訴訟が影響しているともみられている。補強が進まないどころが、エース投手でFAを来オフに控えるディラン・シース投手のFA放出話まで米メディアを賑わせている。宿敵猛追どころか、モチベーションの低下も危惧されてはいる。
MLB公式はその他に、菅野智之投手が加入したオリオールズとヤンキースがア・リーグ東地区で僅差の優勝争いが予想されていること、激戦区のナ・リーグ東地区ではブレーブスが優位なこと、2023年世界一のレンジャーズの復権などがトピックとして紹介された。迎える2025シーズン、「PECOTA」が描いた未来は、果たしてどうなっているのか。メジャーリーグはあと1週間でキャンプインを迎える。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]