J1王者の神戸、FW大迫勇也との契約更新を発表! 昨季のリーグMVPと2026年まで契約締結

2024年2月6日(火)21時10分 サッカーキング

昨季の大迫は神戸の優勝に貢献しただけでなく、“個人3冠”も達成 [写真]=金田慎平

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 ヴィッセル神戸は6日、同クラブに所属しているFW大迫勇也との契約を更新したことを発表した。契約年数は2026年までと伝えられている。

 契約更新に際し、大迫はクラブを通してコメントを発表。2023シーズンはクラブ史上初の明治安田生命J1リーグ制覇を成し遂げたなか、今後のシーズンに向けてさらなる飛躍を誓った。

「素直に延長できたことを誇りに思いますし、同時に強い責任が出てきています。去年は優勝できましたが、まだまだ選手、スタッフ誰一人として満足していないと思います。これからさらに強いヴィッセル神戸を見せ続けないといけない立場であると思いますし、僕自身まだまだ日々努力して成長していきたいと思っています。これからも変わらぬ声援とサポートをよろしくお願いします」

 大迫は1990年5月18日生まれの現在33歳。鹿児島城西高等学校を経て、2009年に鹿島アントラーズに入団した。鹿島ではルーキーイヤーから主力の1人として活躍し、J1リーグ22試合の出場で3ゴールを記録するなど、同シーズンのリーグ優勝に貢献。翌年からは背番号を「9」に変更し、不動のセンターフォワードとして活躍を続ける。2013シーズンにはJ1リーグ33試合の出場で19ゴールを挙げ、Jリーグベストイレブンも受賞していた。

 2014年1月には1860ミュンヘンへの完全移籍が発表。2013−14シーズン途中の加入ながら、ブンデスリーガ2部で15試合出場6ゴールを挙げ、シーズン終了後にはケルンへの完全移籍が決まった。ケルンでは4シーズンにわたってプレーし、公式戦通算120試合の出場で19ゴール18アシストを記録。2017−18シーズンにはヨーロッパリーグ(EL)に出場し、6試合の出場で2ゴールを挙げた。2018年夏にはブレーメンへ完全移籍。3シーズン在籍し、公式戦通算87試合の出場で15ゴール8アシストを記録した。ドイツでは本職のセンターフォワードだけでなく、トップ下やウイングでも起用されることが多かった。

 2021年8月に神戸へ完全移籍加入。7年半ぶりの国内復帰を果たし、背番号10を託された。初年度の2021シーズンは明治安田生命J1リーグ11試合の出場で4得点をマーク。2022シーズンは負傷の関係もあって本領発揮とはならず、26試合の出場で7ゴールにとどまった。

 だが、2023シーズンは序盤から好調だった神戸で“エースストライカー”に君臨。得点はもちろんのこと、前線からの守備やポストプレーでも違いを見せつけた。不動のストライカーとしての立場を譲ることなくシーズン最終盤まで駆け抜け、全34試合のピッチに立って22ゴールを記録。神戸にとってクラブ史上初の優勝に貢献しただけでなく、個人としても横浜F・マリノスのFWアンデルソン・ロペスと並んで初の得点王を受賞。さらに、Jリーグベストイレブンと年間最優秀選手賞(MVP)にも輝き、“個人3冠”を達成していた。

 また、日本代表としても長きに渡って活躍。鹿島時代の2010年1月に初招集されたものの出場機会はなく、海外挑戦前の2013年7月にデビューを飾った。以降はコンスタントに招集を受け、翌年のFIFAワールドカップブラジル2014にも出場。その後は代表から遠ざかる期間もあったものの、2016年11月から再び代表メンバーの中心として活躍。FIFAワールドカップロシア2018やAFCアジアカップ2019では主力としてチームをけん引した。これまでに日本代表では国際Aマッチ通算57試合出場25得点を記録している。

 なお、シーズンオフに契約更新のリリースを行わないことが多い神戸で、契約更新が正式に伝えられるのは、2021年5月に元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタ(現:エミレーツ・クラブ)と新契約を締結した時以来のこと。契約年数が公式に明かされるケースもJリーグでは珍しい。

 神戸は7日に「Inter Miami in Tokyo 2024」で、アルゼンチン代表FWリオネル・メッシらを擁するインテル・マイアミとのプレシーズンマッチに臨む。試合は東京都の『国立競技場』にて、19:00キックオフ予定だ。


【動画】“個人3冠”! 大迫勇也の2023シーズンプレー集

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