「マッチは凄いが」松田宣浩が加入した巨人キャンプは変わったか?球界OBが指摘した「物足りなさ」

2023年2月7日(火)16時0分 ココカラネクスト

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 昨年オフにソフトバンクから巨人へ移籍した松田宣浩内野手(39)が春季キャンプでチームに合流し、らしさ全開でチームを盛り上げている。そんな巨人の春季キャンプについて、現役時代はロッテの捕手として活躍、WBC日本代表としても世界一に貢献、引退後は野球解説者として活動する里崎智也氏が2月1日、自身のYouTubeチャンネル『Satozaki Channel』で語った。

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 ソフトバンクに所属していた時からチームの元気印として誰よりも声を出し、常勝軍団の良い雰囲気を作り続けてきた松田。巨人に新加入してもそのスタイルは変えることなく、グラウンドに松田の声が響いている。巨人の練習といえば、どちらかというと静かに音楽が流れている中、スマートに練習するイメージがあると毎年の印象を語りながらも、「マッチはすごいね。自分から率先して声を出して。それがどうやってジャイアンツに普及していくかみていたけど、正直若手も含めてマッチに追随するような、声の波及効果は残念ながらなかった」と、松田が声を出せば、和気あいあいとした良い雰囲気はあったとしながらも、それが他の選手にまで波及することはなく、松田の声が無くなれば、以前と同じような雰囲気に戻ってしまう状況にと肩を落とした。

「声を出せば勝てるわけでは無いけども、声は誰でも出せる。そういったところでチームのムードは変わったりもするし」

「Aクラスに行かなきゃいけないところで、泥臭さも含めて変わっていく事も大事なんじゃないか。特にそういうという存在がいるという、スパイスとしては変わりやすい。マッチと元木コーチだけが目立っているようではダメ」

 里崎氏の感じたこの感覚は、原辰徳監督(64)も感じているようで、「松田、マッチの部分でやっぱりあれだけ声を出せるというのは自分を鼓舞する、相手を鼓舞する、リーダーとしてはとても重要なところだよ」と、今季から副主将に就任した吉川尚輝内野手(27)に、新加入の松田のような声出しを求めた。新主将の岡本和真内野手(26)はWBCの強化合宿でチームから離れることもあり、その役割を副キャプテンに説き、チームと個人両方の成長に期待した。

 守備練習や打撃練習でも誰よりも声を出し続ける松田は、さらに早朝7時から行われる自由参加の『アーリーワーク』にベテランながら参加。練習後には居残りでロングティーや、マシンで打ち込むなど、声だけでなく練習態度でも手本となる姿を見せている。

 どこまで松田について行けるか、松田だけが浮いているように見えてしまう現状を変えて行かなければならない、と里崎氏は感じているようだ。動画の最後で、最後にはキャンプはまだ始まったばかりだとし、これからキャンプ終了時にどこまで『松田イズム』が浸透するのか期待を口にした。

[文/構成:ココカラネクスト編集部]

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