イソッタ・フラスキーニの3人目が決定。21歳アントニオ・セラバッレがWEC初参戦へ

2024年2月8日(木)18時30分 AUTOSPORT web

 2024年シーズンのWEC世界耐久選手権に新規参戦するイソッタ・フラスキーニ・デュケーヌは、アントニオ・セラバッレの起用を発表。シリーズ最高峰カテゴリーである、ハイパーカークラスで実施するプログラムのドライバーラインアップを確定された。


 カナダ人ドライバーのセラバッレは、すでにイタリアのブランドからWECに出場することが決まっていた“JK”ことジャン・カール・ベルネイと、20歳のアレックス・ガルシアとともに『ティーポ6 LMHコンペティツィオーネ』をシェアすることになる。LMH(ル・マン・ハイパーカー)規定に基づいて開発されたこのクルマは、3月2日(土)に行われるシーズン開幕戦『カタール1812km』でレースデビューを果たす予定だ。


 21歳のセラバッレはLMP3マシンでふたつのスポーツカーレースに出場した後、WECのトップカテゴリーにステップアップする。北米でシングルシーターを駆り、インディ・ライツ(現インディNXT)まで上り詰めた彼は昨年、IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権の開幕戦デイトナにファストMDレーシングから参戦。金丸ユウのチームメイトのひとりとしてデュケーヌD08・ニッサンで24時間レースを戦った。また、同じくIMSAが運営するVPレーシング・スポーツカー・チャレンジでは、ミュールナー・モータースポーツからセブリングなど複数のラウンドに参加し表彰台も獲得している。

2023年のIMSAウェザーテック・スポーツカー選手権開幕戦デイトナ24時間レースに出場したアントニオ・セラバッレ


「イソッタ・フラスキーニやミケロット・エンジニアリングのような、豊かな歴史を持ち、名の知れたブランドとともに戦えることを非常に光栄に思っている」と語ったセラバッレ。


「名誉あるWECシリーズ、とくにトップレベルのハイパーカー・カテゴリーに参加できることは、僕にとって本当に非現実的なことだ。僕を信じ、この特別なチャンスを与えてくれたデュケーヌとレムスター・マネジメントに感謝したい」


 イソッタ・フラスキーニのWECチームを運営するデュケーヌでチームマネージャーを務めるマックス・フェイバードは、「デュケーヌ・エンジニアリングとイソッタ・フラスキーニにとって、このプロジェクトを実現させるためのこの1カ月は、信じられないほどチャレンジングなものだった」と付け加えた。


「私たちは皆、経験豊富なドライバーと将来のレーシングスターの間の良い妥協点を見つけるために懸命に努力してきた」


「イソッタ・フラスキーニとミケロットによってファインチューンされ、開発が行われてきたLMH車両であるティーポ6のステアリングを握るアントニオ・セラバッレによって、私たちは素晴らしいストーリーを達成し、それを書き上げることができるだろう。この耐久レースの新時代に参加できることを本当にうれしく思う」




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