巨人21歳が覚醒の予感…先発ローテを勝ち取れるか 期待される「菅野の穴」
2025年2月9日(日)6時30分 ココカラネクスト

京本も覚醒が期待されている一人だ(C)産経新聞社
リーグ連覇、日本一奪回を目指す巨人では昨年15勝をマークした菅野智之の穴をいかに埋めるかも大きなテーマとなっている。
昨季、リーグ最多勝、貯金12を作ってエースの矜持を示した右腕は今季、メジャーの舞台に挑戦する。
菅野の穴を埋めるべく、し烈な先発ローテ争いが宮崎の場で繰り広げられている。
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今季の先発陣は昨年ノーヒットノーランも達成した戸郷翔征、2年連続2桁勝利の山崎伊織、侍ジャパンでの勇姿も注目された左腕、井上温大、安定した投球が持ち味の左腕助っ人のフォスター・グリフィンが4本柱、この4人に続く5番手、6番手の台頭が待たれている。
し烈な先発争いの場において、覚醒が期待されている一人に今季でプロ4年目を迎え、今月6日に21歳の誕生日を迎えた京本真がいる。
大分・明豊高から2021年育成ドラフト7位入団。入団当初から1メートル89センチ、80キロの恵まれた体格からなる、右の本格派への期待が高まっていた。
昨年はキャンプ、オープン戦でアピールを果たすと、3月に支配下登録。1軍では4登板で防御率3.60。2軍では30試合に登板し、2勝1敗、2セーブ、防御率4.99。
オフは豪州ウインターリーグで腕を磨いた。アデレード・ジャイアンツの一員として6試合に先発し、2勝2敗。リーグ2位タイの43三振、防御率2.06と剛腕ぶりを発揮した。
海外の武者修行を経て今春のキャンプに参加した右腕は、伸び盛り特有の一回り大きくなった体でブルペンでテンポ良く投げ込む姿が目を引いている。
ソフトバンクからFA権を行使、新加入した甲斐拓也は高校時代を過ごした大分出身と縁もある。侍ジャパンの頭脳も務めた司令塔とのバッテリーでさらなる成長も期待される。
すっきりしたルックスも人気者への予感を漂わせる。右の本格派へ確かな一歩を歩めるか。21歳の挑戦に今季は注目が集まりそうだ。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]